【アモリ通信２０５：CIAにスカウトされた日】　　　20190403

福島清隆　さん


こんにちは。


キャッシュフローコーチ　＆
　　　リスクマネージャーの福島清隆です。
本日のテーマは「CIAにスカウトされた日」です。

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　[改定版]
　西鋭夫講演録
　新説・明治維新　　　西鋭夫

　　ダイレクト出版　　\2980+税
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西鋭夫

リアルラストサムライの異名を持つ
スタンフォード大学フ－ヴァー研究所教授

1941年12月大阪生まれ
関西学院大学文学部卒業後、ワシントン大学大学院
に学ぶ。
同大学院で修士号と博士号取得（国際政治・教育学
博士）。J・ウォルター・トンプソン広告代理店に
勤務後、1977年よりスタンフォード大学フーヴァー
研究所教授。著作にベストセラー「國破れてマッカ
ーサー」「日米魂力戦」などがある。
　　　　(中略）
スタンフォード大学フーヴァー研究所から出版した
「Unconditional Democracy」は米国の名門大学で
教科書となる。
スタンフォード大学から世界へ配信された論文は大
反響を獲得。
レーガン元大統領やライス元国務長官など米国首脳
との交流をはじめ。日米財界に太いパイプを持つ。
　　　（後略）

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某教材の宣伝で「ついでに出てくる、えらく勢い
のいいコワモテの人物」と思いきや、これはまた
スゴイ経歴の人でした。

同書は\2980＋税とかありますが、会員価格か何か
で、確か無料か\500だったので、「勢い」で購入し
ました。


「誰も言わない明治維新の真実」
維新のヒーロー・坂本龍馬に一体だれがカネを出し
たのか！？
歴史の裏に隠されてきた驚くべき真実。
それを知れば、これまでの歴史の見方が180度変る。

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本論でも十分、面白いのですが、今回はこの著書で
　”『日米魂力戦』より抜粋・引用・編集”
という部分を抜き出し、サマリーします。


　【CIAにスカウトされた日】(全8Pから要約）

・CIAについては個人的な話がある。時効になった
　と思うので、話す。
　「CIAに入れ」と誘われた。
　シアトル、1976年6月、博士号取得から10日目。
　私は34歳だった。

・私のアパートの電話が鳴った。
　私の名前と電話番号と学位取得を知っていたCIA
  はワシントン大学の教授に将来CIAのスパイとし
　て有望な留学生を探させていたのだろう。

・私がCIAの面会要請に応じたのは、国家にとって
　スパイ機関は必要不可欠であり、CIAはアメリカ
　が最強国であるために重要な役割を果たしている
　と信じていたので、CIAに強い興味を持っていた
　からだ。

・マッカーサーの「日本占領」の博士論文を書くた
　め米国機密文書を読んでいた。

・CIAの前進のOSSの工作員たちが東京からでさえ、
　リアルタイムで情報を大統領に伝えていたのは
　衝撃であった。

・もちろん、日本帝国の極秘はアメリカに筒抜け

・平成日本には、CIAのようなスパイ機関もないし
「スパイ罪」もない。憲法9条の御法度で「軍隊」
　が存在しないので、日本で「国家安全の極秘」
　を盗んでも、アメリカのように極刑もない。
　日本では、ただの窃盗罪。日本は国際スパイたち
　の天国だ。

・日本は無知のまま、強欲な諸外国に手玉に取られ
　カネと威信をむしり取られ世界中の笑いものにさ
　れているのだ。
　日本もCIAに負けない人材を養成すべきである。
　日本は経済・技術大国であり、守らなければなら
　ないモノが沢山ある。

・北朝鮮のスパイに日本人が拉致されたら、その
　人たちを速やかに奪回できる組織を日本は持って
　いなければならない。
　米国民が拉致されたら、巨大な航空母艦に守られ
　勇敢な海兵隊が人質奪回を行う。
　CIAの年間予算は、公開額で7兆円。隠し予算がこ
　の2倍あると思うのが常識だ。



　【世界中からスパイが集まる街】

・CIAの話し上手なパームさん（仮名）との昼食は
　3時間以上続いた。

・「東京は安全で、ライフルの弾も飛んでこないし
　　とても楽しい街だ。私の仕事は人と会って、話
　を聞いて、情報を集めることなんだ。」

・「ボクの経験では、ほとんどの人は原始的な欲望
　1・2・3 で落ちる。第一は、お金。第二は、女、
　セックス、愛人、情婦、男色。第三は、名声、
　名誉、勲章、プレステージ。これらを組み合わせ
　ると、皆さん喜んで私たちに協力する」

・「日本にCIAの協力者は大勢おりますか」

・「かなりいる。東京は世界中からスパイが集まる
　ところだ。事実、日本はスパイだらけ。居心地も
　いいし、日本の警察も公安庁も私たちを監視して
　いないので、のびのびと動けるんだ。
　エジプトのカイロでいがみ合っていたソ連のスパ
　イに、六本木でバッタリ出会って、二人で大笑い
　したよ」

　・本当に重要な情報は中にいる人が持ち出す
　・10年以上かけて内部に『モグラ』を養成する
　・国会議員にも『モグラ』はいる。
　・よその国の議会なぞ半数の議員が我々の協力者
　・我々はモグラのイデオロギーに興味がない。
　・カネのためなら何でもする人が多いよ
　・アメリカの産業スパイは内部の日本人が機密を
　　盗んで持ち出すから日本では捕まらない。
　・日本人は素人が盗むからアメリカで捕まる。

・理想論・倫理観・希望的観測に縛られていない者
　が自国の国益のためには手段を選ばないという現
　実を見せつけられ、私は反論することもままなら
　ず圧倒された。
　本能と理性が戦った時、本能が勝つ。



【「カネ」「女」「地位」人間を操る３大欲望】

・「ドクター西、女は好きか」

・「大好きです」

・「東京の一等地にすばらしいオフィスを構え、美
　しい秘書を二人ほど座らせて、羽振りのいいビジ
　ネスマンになってはどうか。もちろん、運転手付
　兼ボディガード付きだ。ドクター西、何になりた
　い」

・「大学教授になりたいと思っていますが」

・「なぜそれを早く言わないのだ。すぐなれる。電
　話一本だ。日本人は教育好きで、教授は社会的地
　位が高いから、その方がドクター西が働きやすい
　かもしれないな」

・「大学教授にモグラがいるのですか」

・パームさんは当たり前だろうという顔で答えない
　CIAが「原始的な3大欲望」と呼んでいる「カネ」
　「女」「地位」がパームさんの口からすらすら出
　てきた。　　　(中略）

・「ドクター西は、カネ、女、名誉のエサでは動か
　ないのでは・・・・・」

・「全部大好きです。他に何かありますか」

・「ある」　　　　　（中略）



　【「大冒険」かそれとも「忠誠・愛国心」か？】

・「これは願書、提出してほしい」

・「ドクター西は日本国籍を捨てて、米国籍を取っ
　て欲しい。手続きは私たちがする。CIAの中に入
　る人は、米国籍でなければならないのだ」

・「国籍なぞ替えると、母が泣きますよ」と逃げた
  ら

・「母には黙っていればいいではないか」
　と言った。このひと言で、私は口説きの催眠術か
  ら目が覚めた。

・母親に隠さねばならない職につくのか。「スパイ
  」という職業に対して、私はなんと甘い考えをし
 ていたのか。　　　（中略）

・在米の友人たち(日本人）は、退職後もここアメ
 リカに永住したいと希望し、国籍を「米国」に替
 えた。彼らはビジネスマンや大学教授である。

・私の場合は目的が違う

・日本を敵に回す可能性があるスパイ活動のために
  国籍を替えるという極限の選択である。
　パームさんの一言で私は「自分は日本人」を自覚
  させられた。　　　(中略）

・「日本の国籍」を捨てることは、自分の存在を否
　定し自分の思い出までも抹殺することだと思った

・日本人としての誇りを自分の中核として生きてき
　た私は、「日本」なくして何になるのだろう。
　日本人としての誇りを捨てた後、根無し草のよう
　に放浪するのだろうか。

・私が日本を捨て得るのなら「アメリカ」も簡単に
　裏切れる。信念もなく、信じ切れるモノを持たな
　い男は「カネ・女・地位」が欲しいがために国を
　売り、人を売る。CIAはそんな男を雇うべきでは
　ない。　(中略）

・パームさんは「CIAはお前のような男が一番欲し
　いのだ」とつぶやいた。


　　　　　【崩れゆく「永久平和」の神話】

・「日本はスパイだらけ」と言ったパームさんの言
　葉が永く脳裏に残っていた。

・戦後60年間、憲法9条と国連神社の日陰で「平和」
　のためにお祈りをしながら、在日将兵4万人に
　毎年5000億円を支払っている。

・現実から遊離した平和願望を大切な国策としてき
　た日本国民は、強欲の牙をむき出しにしている国
　々がすぐ近くに存在することさえも認識していな
　いかのような生活をしている。

・全霊で信じていた「永久平和」の神話が崩れてい
　くのを知りつつも、それを目撃しなければいけな
　い激痛に耐えきれず、懸命に無関心を装っている
　のだろうか。

・現実からの逃避で、日本はどこへ逃げてゆくのだ
　ろう


ーーー『日本魂力戦い』より抜粋・引用・編集

　　　（上記を更にサマリーしました）

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「カネ」「女」「地位」　人間を操る3大欲望。

幸か不幸か、そもそもワタクシメは
　　　　　「CIAからスカウト」
されるような「ジンザイ」ではありませんので、
西氏のような体験とは無縁ですが、もし、上記の
3大欲望に直面したら・・・  (苦笑）


残念ながら、長い人生で一度もこういう経験は全く
ありませんので、いざとなったらあっさりオチルで
のしょうか（苦笑×２　&　汗；；；）


しかし、「国籍を替える」となると、それも今まで
想像もしなかったことですが、我に返ることを信じ
たいものです。　　(マジ）


西氏の体験が、完全な実話なのか、いくらか脚色が
あるのか定かではありませんが、真実ではないのか
という印象で私は読みました。


話が少し反れますが、本年末で解散することが決ま
っている、盛和塾で「稲盛塾長：稲盛和夫」の経営
哲学から大いに学んでいます。

生涯学び続ける人の一人として私はこの人物を決め
ています。

しかしながら、「国際政治」となると、稲盛和夫の
「経営哲学」がどこまで通用するのか、非常に疑問
を感じることが少なくありません。

「日本の周辺の強欲な国々」に「人を大切にする純
粋な心」が通用するのでしょうか。


それとこれは別次元の話と割り切るにせよ、国際社
会、国際政治、外交で逞しく生き延びていくには、
日本にもCIAのようなスパイ組織が必要かもしれま
せん。

こんなことを公の席で主張したら、日本では片寄っ
た人物と見做されるのでしょう。多分。

それでいいのでしょうか。

平和であることは何よりも大切ですが、平和ボケは
非常に危険に思えてなりません。

孫の世代に向けて、少なからず私は心配です。





福島さんは「カネ・女・地位の3大欲望」を提示
されたら、スパイになりますか?

（などと、無責任な質問です　　苦笑 & 汗　）





ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。




最後まで読んでいただきありがとうございます。




福島さんの幸運な日々を祈念します。




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