福島清隆 さん
こんにちは。
キャッシュフローコーチ &
リスクマネージャーの福島清隆です。
本日のテーマは「OODA LOOP」です。
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OODA LOOP ウーダ ループ
次世代の最強組織に進化する意思決定スキル
TOPPOINT 2019.MAY P23~~P26
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また横文字かよ・・・欧米被れしたヤツめ!
な~~んて、言わないでください(汗)
まぁ~成り行きではありますが(^^♪
PDCAなら殆どの人が聞き慣れてる単語でしょう
が、OODA LOOPとは?
その前にPDCAをちょとだけ解説。
Plan(計画) Do(実行)
Check(評価) Act(改善)
第二次世界大戦後、日本において、統計的品質
管理をウォルター・シューハートの弟子エドワーズ
・デミングが日科議連にて講演した。
この講演を聞いた日科議連の幹部がPDCAを提唱した
とされる。 (中略)
PDCAの欠点や問題点の解決のために、戦略の一般理
論であるOODAループが提唱されている。
( 一部、Wikipediaより )
経営をPDCAで回すのは論外
元々、アメリカでは使っていない。
PDCAは日本の工場で成果があった。 (某書籍より)
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ジョン・ボイド大佐のウォーダ・ループ
Observe 観察する・みる
Orient 状況判断する・わかる
Decide 意思決定する・きめる
Act 行動する・うごく
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●軍事評論家のジョン・R・ボイドは、戦争を分析
する中で、どんな戦闘や戦争にも適用できる
「共通要素」を見いだす必要があると考えた。
そして、単純に「何が勝利へと導いたのか」とい
う問いを立てる。その結果、ビジネスなど、どん
な「コンフリクト(競争・対立)」にも適用でき
るモデルに辿り着いた。
●ボイドは、「アジリティ(機敏性)」が戦争を
勝利に導くと考えた。これは、外部の世界で起き
ている環境変化に即応して、自らの方向性を変化
させることのできる能力である。
●ボイドはあらゆる戦闘や競争への参加者が従うべ
き4つの活動をOODAループとして理論化した。
これを高速で回す組織はアジリティが高くなり、
敵を出し抜くことができる。
・観察(Observe):環境を観察する。単に見る
だけでなく、あらゆる情報を、いかなる手段を
用いてでも入手する。
・情勢判断(Orient):観察して得たすべての情報
が、何を意味するのか判断し、自らを方向づけ
る。
・意思決定(Decide)と行動(Act):情勢判断をも
とに、意思決定を行い、その後、実際の行動に
移す。
● OODAループを高速で回し、オペレーションを
成功させるためには、次の4つの組織文化が
必要である。
・「相互信頼」を醸成し、暗黙的コミュニケー
ションを持つ。
・「直観的能力」を活用して、素早く判断し、
行動する。
・上司と部下が互いに合意を得られる契約、
「リーダーシップ契約」により、社員の士気、
忠誠度を高める。
・組織の活動について、何が主要な任務か、
「焦点」と「方向性」が定まっている。
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〇 現代のコンフリクト哲学の基本原則
ジョン・R・ボイド(1927~97)。彼は、空戦戦
闘機の設計や、その戦術に大きな影響を与えた人物
で、F-15、F-16などの戦闘機の最適戦術を数学的に
モデル化することに初めて成功した。
その後、軍事戦略家としての道を歩み、モンゴル
帝国のチンギス・ハンからドイツの電撃戦まで、戦
史をつぶさに追い、孫子の兵法の概念を現代版戦闘
哲学としてアップデートした。 それが
「機動戦ドクトリン」として知られるものだ。
東西冷戦の終結後、ボイドはビジネスを含む他の
領域の「コンフリクト(競争・対立)」にも注目し、
彼の提唱する軍事戦略が日本でも馴染み深い一般的
な原則に基づいていることに気づく。
(以下 略)
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〇 アジリティ(機敏性)
(前略)
では、何が勝利へと導くのか。
その答えは、「アジリティ」という概念を基礎と
している。アジリティとは、外部の世界で起こって
いるめまぐるしい環境変化に即応して、自らの方向
性(進むべき道)を変化させることのできる能力を
意味する。
アジリティという概念はあまりにもシンプルなた
め、伝統的な軍事戦略や経営戦略で注意を払うこと
はあまりない。だが、それが正しく応用されると、
途方もないパワーを発揮する。
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〇 電撃戦:弱者が強者に勝つ戦略
(前略)
当時、ドイツ軍には量的な優位性はなく、技術面
でも遅れていた。しかし、彼らは戦略によって勝利
した。しかも容易に。
戦場では、混沌とした状況に敵味方双方が直面す
る。しかし、ドイツ軍はこのカオスに対処する方法
を工夫した。その結果、カオスに対処するだけでな
く、逆にカオスをつくり出し、そのカオスを活用し
た電撃戦を立案した。
例えば、ドイツ軍が侵攻した時、フランス第1装
甲軍団はドイツ軍の進撃を食い止めるため北上して
いた。この装甲軍団は強力な攻撃力を有しており、
ドイツ軍の突入を阻止できたはずだった。
しかしながら、フランス軍が戦車に給油するため
に進軍停止している時、エルヴィン・ロンメル少将
率いる第7装甲軍団はフランス軍を待ち伏せし、フ
ランス軍の戦車全175台のうち17台を残して破壊し
た。ロンメルは、これぞ電撃戦というような戦果を
あげたのだ。
こうしたことが、作戦の中でその後、何百回と繰
り返された。その結果、2週間のうちに連合軍はド
イツ軍に支配権を与えることになったのである。
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外部情報・状況変化 暗黙の誘導・統制
↓ ↑→ → → → → → →
↓ ↑ ↓
観察 → 情勢判断 → 意思決定 → 行動
↑ ↓
↑ ← ← ← ← ← ← ← ← ←
フィードバック
Observe 観察する・みる
Orient 状況判断する・わかる
Decide 意思決定する・きめる
Act 行動する・うごく
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(私見)
分かったような、分からないような・・・
要はPDCAが、
P:計画、D:実行、C:評価、A:改善
に対し
OODPは
O:Observe 観察する・みる
O:Orient 状況判断する・わかる
D:Decide 意思決定する・きめる
A:Act 行動する・うごく
であって。
PDCAはアメリカから来たけれども、あくまでも
日本で発展し製造部門で成果があった。
それが今はあらゆる部門に浸透している。
しかし、経営全体を考えていくとしたら、
今後は、OODA LOOPの概念を学んでいくべきで
ある。
そんなところか?
OODA LOOPについては、まだ認知度は高くないの
ではないかと思うのですが、果たして
「PDCAはもう古いよ、これからはOODA LOOPだよ」
となっていくのかどうか。
正直なところ・・・直観的には、疑問です(汗)
もちろん、密かな武器として状況によっては活用
しようと思っていますが・・・(マジ)
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日本では?(他国でも?)、経営計画書だの、理念
だの、哲学だの、そういうものが極めて重要視され
ているなか、「軍事的思考?」がベースにあるこの
OODA LOOPの考え方が日本人の感性に合って定着して
いくかどうかちょっと疑問を感じてしまいました。
そんな浅いモノじゃないと、専門家からお叱りを受
けるかもしれませんが(汗;;)
実際、孫子の兵法は「軍事的思考?」がベースに
あると言っていいかもしれませんし。
もちろん、この不滅の古典も、そんな浅いモノじゃ
ないと・・・(汗×2)
自分の考え方が変わるかどうか(^^♪
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福島さんは「OODA LOOP」という単語を
御存知だったでしょうか。
またその場合、日本では今後はPDCAよりも
OODA LOOPが広く浸透していくと思われるでしょう
か。
ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
福島さんの幸運な日々を祈念します。
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