【アモリ通信224:世界謀略白書】  20190814


福島清隆 さん

こんにちは。

キャッシュフローコーチ &
   リスクマネージャーの福島清隆です。
本日のテーマは「世界謀略白書」です。
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 「世界謀略白書」
 知られざるアウンサンスーチー氏の正体
「国境なき医師団」創設者とテロ組織の黒い関係
 真珠湾攻撃と似過ぎている!? 9・11の真相
 メディアが報じない世界の裏側とは?

  ダイレクト出版政経部門編
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さあ今回は久々のトンデモ本です。
な~んてことはありません。
極めてマトモな本だと思います。
しかし、筆者の「丸谷才一」なる人物。
できれば、お付き合いしたくない人物かと思いきや
別な講演のビデオで見る彼は、某分野で経験豊富な
正真正銘のプロのようです。
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丸谷才一
危機管理コンサルタント、日本戦略研究フォーラム
政策提言委員。
1974年生まれ。オーストラリア国立大学卒業。
米海兵隊や民間軍事会社などにおける対テロ戦闘、
追跡監視、対人警護や身代金目的の誘拐(K&R)
対処訓練などを終了。南太平洋で身辺警護や地元部
族との交渉、政治経済情報分析をおこない、西アフ
リカの石油施設では国際テロ組織や民兵集団、マフ
ィア、海賊組織等を対象としたテロ組織と近接警護
、インテリジェンス活動に従事する。
また、世界各地のテロ現場や紛争地域での調査活動
のほか、極東からアフリカにかけてのリスク分析、
現地安全対策などをおこなっている。
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丸谷才一氏の講演から起草されたと思われる本書の
内容から、冒頭に記載した部分をサマリーしてみま
す。
平和ボケした日本にあり、たまにはこういう情報に
接することも大切だと私は思います。
では、始めます。
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〇 知られざるアウンサンスーチー氏の正体
・ミャンマーが中国との関係を強化しだし、慌てた
 欧米によって送り込まれたのが、ビルマ独立の英
 雄であるアウンサン将軍の娘、スーチーさんなの
 です。
・スーチーさんはオックスフォード大学を卒業し、
 イギリスで結婚、人生の前半のほとんどをイギリ
 スで過ごしてきたという人物ですから、イギリス
 にさんざん苦しめられてきたミャンマーの人々か
 らすると、拭いがたい複雑な心情があるわけです
・(前略)
 イギリスはご丁寧にも、年ごろになったスーチー
 さんに、実態は諜報部員であるハンサムなイギリ
 ス青年をあてがったというわけですね。
・(要約)
 スーチーさんの夫アリス氏は1999年に前立腺癌で
 亡くなるが、通説では、軍事政権によって再入国
 拒否の可能性のあるスーチーさんは、その時ミャ
 ンマーを出国できず、とうとう夫婦は再会できな
 かった。
 映画のなかでも、政府によって邪魔され死に立ち
 会うことすら叶わなかったが、それでも二人は
 精神的に深く結ばれている・・・という描かれ方
 をしている。
・じつはスーチーさんには、もう20年来の付き合い
 になるビルマ人医師のボーイフレンドがいるので
 す。日本人は知りませんが、現地に行けば誰でも
 知っていることです。
・政府によって自宅軟禁されていたことについても
 その自宅はイギリス、アメリカ両大使館のすぐそ
 ばにある、かなりの豪邸です。
 ボーイフレンドもいて、いい暮らしをしていたわ
 けです。
・そんな暮らしを満喫していたのですから、このと
 きすでにスーチーさんにとってイギリス諜報部員
 の夫は、はっきりいってどうでもよかった。
 だからミャンマー政府に勧められても出国しなか
 ったのでしょう。でも、こういうことはほとんど
 報道されません。
・2015年の総選挙の結果を見て、私はミャンマーも
 えらく状況が変わってしまったんだなと思わざる
 を得ませんでした。
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〇 
「国境なき医師団」創設者とテロ組織の黒い関係
・崇高な理想を掲げる人道支援団体やNGOでも、き
 な臭さと決して無縁ではありません。
・フランス発の有名な団体に「国境なき医師団」と
 いうものがありますが、これも不思議な団体です
・彼らが行く先々で、必ず石油や鉱物資源などの地
 下資源が見つかるからです。
 彼らが介入するのは、そろそろ巨額のプロジェク
 トが始りそうだという地域が多いのです。
・少し前まで紛争地域だったところに巨大な銅鉱山
 が見つかったりして、そこにいきなりこの団体が
 出て行ったかと思えば、反対にもうプロジェクト
 が終わってしまうような地域からは撤退を決めて
 しまっている。
・余りに不思議なことが多いので私は調べてみまし
 た。
・国境なき医師団をつくった創設者のひとりに、
 ベルナール・クシュネルという人物がいることを
 知りました。彼はフランスの元外務大臣ですが、
 あるときアメリカ共和党のネオコン系重鎮と一緒
 にシリアを訪問して、イスラム国の司令官たちと
 記念撮影をしていたことが明らかになっていたの
 です。
・この写真がインターネットで多く流出しています
  つまり、国境なき医師団の創設者とイスラム国
 司令官たちはつながっているということです。
・このエピソードからわかるとおり、NGOや人道支
 援団体だからといって、いいことだけをしている
 というわけではありません。
 「人道支援団体を疑うなんてよくないよ」という
 ナイーブな考えでは、とても国際情勢の本質を
 見抜くことはできないのです。
・国境なき医師団は内戦等で追い詰められた人々を
 救う医療専門集団、人種や政治、宗教に関わらず
 医療支援を提供する平等な団体というイメージ
 でしょう。もちろんそれは事実ですし、そうした
 活動は間違いなく崇高で、意義のあることです。
 しかし、どれだけ素晴らしい活動をしている団体
 であっても、インテリジェンスの観点からさらに
 数歩、別の側面についても深入りして考えてみる
 ということが大事なのです。
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〇 真珠湾攻撃と似過ぎている!? 9・11の真相
(全体の要約)
・元NATO欧州部最高司令官、ウェズリー・クラーク
 陸軍大将は「アメリカは政治的なクーデターに
 よって完全に乗っ取られてしまったのだ」と述懐
 しました。
・それは「ネオコン」で以下の3人です。
 ポール・ウォルフォウィッツ(共和党の政治家で
 国防長官や世界銀行総裁を歴任)
 ディック・チェイニー(共和党の政治家。同じく
 国防長官、副大統領等を歴任)
 ドナルド・ラムズフェルド(フォード大統領、
 ジョージ・W・ブッシュ大統領のもとで国防長官
 を務めた)
 彼らは「アメリカ新世紀プロジェクト」を名乗る
 人々だった。
・ウォルフォウィッツ氏というのは、91年の湾岸戦
 争で、パパ・ブッシュがイラクのフセイン大統領
 を殺さなかったことに怒りを持ち、「イラクとイ
 ランをやっつけろ、ぶち殺せ」と声高に叫んでい
 た人です。
・「9・11同時多発テロ」を暗示していた3つの映画
・「エグゼクティブ・デシジョン」(96年)
 ジャンボジェット機がテロリストにハイジャック
 され、ペンタゴンに突っ込もうとするのを、軍の
 特殊部隊が制圧するという内容の映画。
・「マーシャル・ロー」(98年)
 デンゼル・ワシントンとブルース・ウィリスが
 出演したもので、ニューヨークの街がテロ攻撃を
 受けて、軍によって戒厳令が敷かれるという映画
  この映画は1年後に起きたニューヨーク同時
 多発ゼロと極めて酷似していた。
・「パール・ハーバー」テロのわずか4か月前の
 2001年5月に全米で公開。
 あまりに馬鹿らしい内容だったので、頭にきて
 帰ってきたのを覚えている。しかし、アメリカの
 世論は「あの攻撃は真珠湾の再来だ」「新しい
 パールハーバーだ!」と大沸騰し、一気に報復戦
 争を容認する流れと傾いたのです。
・2000年9月、ネオコンで構成される「アメリカ
 新世紀プロジェクト」は、アメリカの安全保障政
 策の転換を訴える「アメリカ防衛再計画」という
 ものを発表していました。
  そのなかで、「アメリカの防衛体制は、新しい
 「真珠湾」のような事件がもう一回必要だ」と言
 っているのですね。
・(同時多発テロでの私のいくつかの疑問)
 1.なぜニューヨーク近郊の戦闘機はスクランブ
   ルしなかったのか。
 2.日本でハイジャックが起き。飛行機がそのま
   ま45分間も飛び回ったら、百里基地から間違
   いなく戦闘機が出動し、東京上空なら3分で
   現場に到着してハイジャック機をエスコート
   するでしょう。
 3.ところが、同時多発テロのハイジャック2機は
   40分、50分飛び回った挙句、ビルにぶつかり
   その後さらに7,8分してから、ようやくF16
   戦闘機が到着しています。
   それも戦闘速度で飛んでおらず、巡航速度で
   のんびりやってきたそうです。
   巡航速度で7,8分で到着する距離であれば、
   当然レーダーでも捕捉できます。
   本気であれば、すぐにミサイル射撃の射程に
   入るはずなのです。
 4.テロの映像を見た瞬間、これまでに見た映画
   が私の頭の中にフラッシュバックし、「あれ
   らの映画は何だったのか?」と思ったこと。
・これまでのアメリカの戦争に至る経緯を振り返る
 と、大体、先に矢を放っておいて、その後にその
 矢が命中したところを中心として的を描いていく
 という手法がとられていることが多いのです。
・アメリカは後で的を据えるのですから、当然のこ
 と、予言や予測は百発百中でしょう。
 なぜそうなったかということはマスコミを使って
 お茶を濁しておけば、われわれはそれをすべて信
 じてしまいます。
 ですから、射手の腕がよかったのか、それとも後
 になって的を書いたのかということを頭に入れて
 おくべきなのです。
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〇 メディアが報じない世界の裏側とは?
・インテリジェンスの高い視点を持つための
 「3つの鉄則」
一つめ
やはり本書で何度も言いましたが、大手のメディア
をむやみに信用せず、むしろその情報操作機能に注
目すること。
さらに言えば、ロシアや中国の暗部を知りたければ
アメリカの記事を読み、アメリカの暗部を知りたけ
れば、イギリスやロシアの記事を読む。
こうすると、非常に世の中のことが見えるようにな
ります。
当然ながら、各国の記事にはプロパガンダが多く含
まれ、お互いに隠したいであろう部分も垣間見えて
きます。
それらをしっかりと読み取って分析するのは非常に
有効な方法です。  (以下略)

二つめ
「歴史」と「利権」、二つの観点から国際社会を見
るように心がけること。
付け加えるなら「文化人類学的な観点」もあるとい
いでしょう。

三つめ
「この瞬間、一体、誰が得をしているのか?」とい
うことをつねに考えること。
これがもっとも重要な視点です。
殺人事件が起こると、刑事さんは「この殺人が起き
たことで、裏で一体、誰が得をしたのか?」を考え
ますが、情報を読み解くときも、その発想が鉄則で
す。
近年は日本でも、日本を真珠湾攻撃に追い込んだ張
本人はフランクリン・ルーズベルト元アメリカ大統
領だったと言われていますが、その当のルーズベル
トがこう言ってます。
「世界的な事件は偶然に起こることは決してない。
そうなるように前もって仕組まれていたのだ。
私はあなたに賭けてもいい」
日本を真珠湾攻撃に追い込んだと言われている本人
が言ってるのですから、これはまさに至言といえる
でしょう。そのとおりだと思います。
                         (中略)
世の中にはつねに「オモテ」と「ウラ」があるとい
うこと。そんな心構えを一人一人が持つことで、
日本は、もっと強くなれるでしょう。
それが国民それぞれの安全と国家の末永い繁栄へと
つながるのではないかと信じています。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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もっともっとご紹介したい、ドキッとする内容に溢
れた、全114Pの書籍です。
アマゾンでは購入できないようです。
(PDF化はちょっと・・・・・汗)
某氏を中心とした出版会社から、しつこくセールス
がありますが、時々、定価より遥かに安く、時には
送料のみで「面白い」書籍が手に入るので、それも
メリットではあります。

それはともかくとして、
「世界的な事件は偶然に起こることは決してない。
そうなるように前もって仕組まれていたのだ。
私はあなたに賭けてもいい」
このルーズベルトの言葉には驚きます。
昔も今も、そして将来も、世界的大事件は「前もっ
て仕組まれている」そして「それで誰が得をするの
か」を考える。
そういう思考法を冷静に身に付ければ、メディアの
情報を単純に信じ込むことなどもなくなるのではな
いかと思うのですが、どうでしょうか。

福島さんは新聞、雑誌、TV等の情報は、基本
的に信じる方ですか。
私自身は、メディアにレギュラー、準レギュラーで
出演する評論家やコメンテーターは、基本的に信頼
できない、と考えています。
彼らはあくまでも番組が期待する内容の発言をする
ようになっているハズですから。
「そこまで言って委員会」の出演者もそうなのかど
うかは分かりませんが・・・

ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

福島さんの幸運な日々を祈念します。
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