【アモリ通信230:免疫力】  20190925


福島清隆 さん

こんにちは。

キャッシュフローコーチ &
   リスクマネージャーの福島清隆です。
本日のテーマは「免疫力」です。
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 疲れない体をつくる免疫力
 安保 徹 (新潟大学名誉教授)
 免疫学の世界的権威が教える
 1冊で、「体の中」を大掃除しよう!
   知的生きかた文庫 \571+税
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今回は「健康路線」です。
前回で10話以上、間が空いてましたので(笑)
今回も「全部紹介しておきたい」という衝動に駆ら
れているのですが、各章から1つか2つ選択して
ご紹介させていただきます。
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安保 徹
1947年、青森県生まれ。免疫学の世界的権威。
新潟大学名誉教授。1972年、東北大学医学部卒。
米アラバマ大学留学中の1980年、「ヒトNK細胞
抗原CD57に対するモノクローナル抗体」を作製。
胸腺外分化T細胞を発見。1996年、白血球の自律
神経支配のメカニズムを解明する。
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1章 まず「免疫力を高めるコツ」を知る
2章 今ある「疲れ」を撃退する法
3章 「免疫力を高める」生き方をしよう
4章 疲れない体をつくる「熟睡法」
5章 週末で「免疫体質」に変わる法
6章 安保式「免疫学」で病気を防ぐ!
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1章 まず「免疫力を高めるコツ」を知る
● 「あなたのお疲れ度」を診断する法
〇「体の不調」が見つかっても、もう慌てない
 「のんびりタイプ」の疲れ
レベル1 じっとしていたい
     脈拍、血圧、血糖値が低くなる
     「体を動かすのが億劫」になる
レベル2 気だるい
     血流が滞りがちで、無気力状態に
     朝起きても元気が出ず、少し動いただ
     けで「すぐ疲れる」
レベル3 無気力
     筋力などの体の機能が低下。長時間立っ
     ているのがつらい。腰痛、肥満などの症
     状が。心身ともに、刺激に過敏に反応す
     る
 ここが病気との境界線! 早めに手を打とう!
レベル4 アレルギー性の炎症が出る
     アレルギー性の反応、軽い炎症が出る。
     金属や虫刺されへの過剰反応が。
     知覚過敏になる。
レベル5 アレルギー慢性化
     アトピー性皮膚炎や花粉症など、アレル
     ギー性疾患が慢性化。疲労によって、会
     社を休まなければならない状態になる人
     も 

  「頑張り屋タイプ」の疲れ
レベル1 軽い疲れ
     呼吸が浅くなる。血中の酸素濃度が下が
     り、炭酸ガスが増える。血糖値も下がり
     始める
レベル2 体が重い
     筋肉や内臓などの組織の一部が、酸素・
     栄養不足になる。血流障害が起き、肩な
     どのこりが出る
レベル3 全身クタクタ
     酸素・栄養不足が深刻化
     肩・背中・腰がこり、目の疲労、顔など
     に吹き出物が
 ここが病気との境界線! 早めに手を打とう!
レベル4 炎症が始まる
     酸素不足が深刻化し、組織破壊が発生。
     肩・背中・腰の鈍痛、にきび、口内炎、
     歯槽膿漏、胃炎、便秘などの異変が!
レベル5 病気が発生
     活性酸素による組織破壊が進行
     高血圧、不眠、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、
     がんなど、病気と診断されるレベル 
2章 今ある「疲れ」を撃退する法
● 「ストレス」を今すぐ撃退する法
〇「鼻水の色」でこれだけのことがわかる
・仕事や勉強で一心に集中して、数時間たつと、
 鼻水が粘調(粘り気が増すこと)になり、色が
 黄色くなるとい現象が起きます。
・鼻水が粘調になるのは、交感神経が緊張して、
 分泌現象が抑制されるからです。
・鼻が粘調になってきたら、交感神経優位が続い
 ているので、ちょっとブレイクを入れて、副交
 感神経を優位にしたほうが、その後の疲れも重
 くならないでしょう。
・風邪の引き始めは、副交感神経優位のリンパ球
 の戦いで始まるので、最初は鼻が詰まり、鼻水
 は、サラサラしたものが出てきます。そして、
 風邪が治るころには鼻水は黄色になって、顆粒
 球の反応に移って終わります。
3章 「免疫力を高める」生き方をしよう
●「疲れた体がみるみる元気になる」爪もみ療法
〇 親指から順に「10秒間もむ」だけでいい!
親指 アトピー、喘息、せき、リウマチ、円形脱
   毛症など
人さし指
   胃弱、潰瘍性大腸炎、胃潰瘍、十二指腸潰
   瘍など
中指 耳鳴り、難聴など
薬指 交感神経を刺激
小指 肩こり、腰痛、頭痛、椎間板ヘルニア、
   動悸、高血圧、精力減退、しびれ、生理痛
   子宮内膜症、子宮筋腫、更年期障害、
   自律神経失調症、うつ、物忘れ、不眠、
   不安神経症、パニック障害、目の病気、
   肥満、糖尿病、腎臓病、頻尿、尿漏れ、
   肝炎など
4章 疲れない体をつくる「熟睡法」
● 疲れが「取れる」睡眠、「取れない」睡眠
〇 お天道様と「一緒に起きる」
・自律神経のメリハリをつくる基準のひとつが、
 太陽です。太陽と共に生活することを心がけれ
 ば、自然にリズムが戻ってくるのです。
・私も、夜は10時頃に眠りにつき、朝は4~6時に
 起き出すので、睡眠時間は6~8時間ほどです。
・出勤時間が決っている人でも、太陽が沈んだら
 早く寝て、太陽が昇ったら起きる生活を心がけ
 ていれば、体の声を聴きながら睡眠時間を調節
 することが可能になるのです。
〇 夏と冬では「起床時間を変える」おがコツ
・私は夏は4時に起き、冬は6時に起きます。
・夏は夜が短く、冬は夜が長くなるので。太陽と
 共に生活するという基本原則にも沿った生活に
 なります。
・副交感神経が優位になる生活をしている人は、
 善く活動をして、ちょっと疲れを感じるくらい
 でないと、眠りがふかくならないでしょう。
 また、太陽の光をよく浴びることも大切です。
 太陽の光の刺激は、交感神経に強く働きかけ、
 人間を最も興奮させるからです。
5章 週末で「免疫体質」に変わる法
● 笑いは「免疫力を高める」特効薬
〇「よく笑う人は病気にならない」は本当か?
・笑いは、副交感神経を優位にします。大笑い
 した時には、涙や鼻水などが出てくるでしょう。
 これは、副交感神経が優位になったことによっ
 て、排泄・分泌が促進されるからです。
・また、笑うと、免疫細胞が活性化されます。
 たとえば、落語を聞いた後には、がん細胞を
 攻撃するNK細胞が活性化することがわかってい
 ます。
● 免疫体質をつくる「週末時間」
〇 月に1回「近場の銭湯」に行ってみる
・月に1~2回、2時間ほど連続して体を温めるという
 のは、体温を上げ、代謝を促進し、免疫力を上げ
 て、疲れを取るために非常にいいと言えます。
〇 「運動不足を解消する」必要最低限の運動
・体があまりつらくなるほどの激しい運動をすると
 交感神経が優位になります。
 体が気持ちよくなるくらいの負荷がかかる有酸素
 運動、たとえば、ウォーキングや軽めのジョギン
 グをすると、副交感神経を刺激することができま
 す。
・できれば、豊かな自然の中や広い公園などで、ゆ
 ったりとした気分で、腹式呼吸をし、自分の体と
 対話するような気持ちで、少しずつ体を動かして
 みてください。すると副交感神経が優位になり、
 感覚が研ぎ澄まされ、体の潜在的な声に近づける
 ようになるでしょう。
・「頑張って体を鍛える」のもいいのですが、鍛え
 すぎて筋肉隆々になってしまうと、逆に疲れやす
 くなります。
〇 たまには「体に悪いこと」をしてみる!
・「月に1~2回は、体に悪いこともしてみる」ことを
 お勧めしておきたいと思います。
・ひとつの健康法に固執し過ぎるのは、医学的に見
 ても、よくありません。精神的にはストレスがた
 まり交感神経が優位に傾きがちですし、体も常に
 変化するので、ある時は体によかった健康法が、
 ある時は、よくないものになるかもしれません。
 何か負荷がかかって、そこからリカバリーを図る
 時に、体の機能がより強く鍛えられるのです。
6章 安保式「免疫学」で病気を防ぐ!
● 「大自然のリズム」に合わせて生きる
〇 「自律神経のメカニズム」を知っておく
・交感神経優位になると知覚が鈍くなり、副交感神
 経優位になると知覚が敏感になる。
・つまり、副交感神経が優位になる時間を、確保す
 ればいいのです。
・「体の声?よく分からない」という人は、交感神
 経が優位になっている生活をいったん遮断する必
 要があるということです。
〇 自律神経「一日のリズム」を覚える
・天気がよくなって晴れると交感神経優位になり、
 天気が悪くなって曇りや雨になると副交感神経が
 優位になる。
・日中は交感神経優位となり、顆粒球が増加し、
 夜間は副交感神経優位となり、リンパ球が増加す
 る。
〇 自律神経「一年のリズム」を覚える
・春は、交感神経優位から副交感神経優位へと変化
 する時期であり、白血球もリンパ球の比率が上が
 り、顆粒球の比率が下がる変化の時期となります
・夏は、気温が上がり気圧が低くなるので、副交感
 神経優位となり、リンパ球の比率が高い状態とな
 ります。
・秋は、春とは逆の変化が起きます。
・冬は、気圧が高くなるため、交感神経優位の季節
 となります。また気温が低いこと自体が一種のス
 トレスになりますから、交感神経が刺激され、顆
 粒球が多くなります。
・「体のここが痛い」「この症状を早くなんとかし
 たい」という体の一部分のみしか見ないのはなく
 もっと大きな視点で自分の体を見つめ、体の声を
 聴いてあげましょう。
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体調を考える時、交感神経と副交感神経のどちらが
優位な状況なのか、そういった感覚は全くありませ
んでした。
健康関連の書籍を読むと、たいていのものが、あれ
もこれも伝えておきたい衝動に駆られるものが少な
くありません。本書も全くその通りの書籍です。
その中で、前記した通り、交感神経と副交感神経の
どちらが優位かという観点が、本書では一番注目す
べき点ではないのかと、私は感じました。
同時に、本書に興味を示した最大の理由は「免疫力
」というキーワードです。
多少のトラブルは、体も当然、精神面も含めて、
「免疫力」の強さで跳ね返せるのではないか。
少し、願望や理想が籠った考え方かもしれませんが
私はそう信じます。

「アモリ通信225:毒をためない体」では薬が如
何に『毒』なのか」ということを理解しました。
健康であるために一番大切なことは、薬などに頼ら
ず、いかに高いというか強い免疫力を備えているか
どうか。それを養う努力をしているかどうか。
そんな気が私はします。

福島さんは「交感神経と副交感神経で、今、
どちらが優位か?」などという感覚を日頃から自分
に問いかけるような事があるでしょうか。
普通ないでしょうね。だったら聞くな!
愚問でした。 スイマセン  (汗;;;)
今回のテーマで何か感じられたこと、何でも、ご意
見をお聞かせいただければ嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

福島さんの幸運な日々を祈念します。

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