福島清隆 さん
こんにちは。
キャッシュフローコーチ &
リスクマネージャーの福島清隆です。
本日のテーマは「経営の心得 小山昇」です。
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経営の心 小山昇
最高の社員を育てる
リーダーの決断と行動
中小企業受難の時代を生きるための
「変革の真髄」
真のリーダーシップとは何か?
なぜ人材登用に失敗するのか?
営業力、競争力を強化するには?
赤字は社長の甘え
社員の自主性に任せる会社は最低である。
大和書房 \1500 + 税
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「小山昇」といえば、この方もかなり個性的な経営
者で、知る人ぞ知る。という人物ではないでしょう
か。
本書には同氏の格言が「208」もあります。
その全てを何回かに分けて「羅列」した方が
「楽」なのですが(苦笑)、そういう(オウチャク
)はおいといて、しかりやはり数が多すぎるので
一部だけを抜き出してご紹介します。
例の如く、「著作権」云々については、本書の
場合は、巻末に「乱丁・落丁本はお取替えいたしま
す」としか書いてないので、安心して「作業」に
入ります(笑)
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〇 普通の会社は力がなくなってから改革をする。
だから手遅れになる。
組織は変化を拒みます。しかし、私は常に改善、
改革を進めます。社員から反対されても、とにかく
改革の手を止めません。
会社が傾きかけたとき「我が社には改革が必要だ
」と言えば、みんな納得してくれるでしょう。しか
し、それでは手遅れです。
改革とは、状況が良いときにやらなければダメで
す。 (本文より)
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第1章 経営者の心得 全37
第2章 人材育成の心得 全41
第3章 人を動かす仕事の心得 全53
第4章 営業の心得 全43
第5章 事業選択、展開の心得 全34
合計 208
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第1章 経営者の心得 全37
001 数字が人格
002 赤字は社長の甘え
004 世の中に良い会社と悪い会社は一社もない。
あるのは良い社長と悪い社長だけ。
005 改革が進まない最大の原因は、社長が一人で
勉強するから。
006 社員を強制的に勉強させるところは業績が良
い。逆に社員の自発性に任せているところは
業績が悪い。
009 間違ってもいいから、即決が一番
011 「すぐやる」「すぐ変更する」
「すぐやめる」は我が社のポリシー
013 社長の指示を今日中に実行するのが役員、
一週間で実行するのが部長
一カ月で実行するのが課長
いつまで経っても実行しないのが平社員。
019 人は信用しても、仕事を信用してはいけない
020 報告は耳でなく、口で聞く。
022 徹底するとは、他人が見たら異常と思うほど
の執念を持ってやること。
023 私は「人」を叱らない。
その人がした「こと」を叱る。
024 クレームの発生責任はすべて社長にある。
026 愛はお金、しかしお金は愛ではない。
028 「儲かる会社をつくりたい」が多くの社員の
目標だが、「潰れにくい会社をつくりたい」
が私の目標
029 経営は現金に始まって、現金に終わる。
031 決算書は社長の通信簿。
見るべきは「P/L」ではなく「B/S」
036 相談とは「自分にとって痛みをともなう答え
」を得るもの。
第3章 人を動かす仕事の心得 全53
079 「仕事は大変で、給料が高い」が正しい。
080 会社は働きに来るところではなく、成績を上
げるところ
082 「人の管理」をすると好き嫌いが前面に出る
から、「仕事の管理」をする。
084 20%の人がこちらを向いたら走り出せばいい。
そうすれば、その後ろの40から50パーセント
の人もついてくる。
085 ルールが正しいかどうかは問題ではない。
明確なルールがあることが正しい。
086 動機は不純でいい。大切なのは結果の正しさ
088 中小企業の経営は質を求めてはダメ。
量を求めて質を追うのがコツ。
091 レクリエーションであっても、
会社にとって有益ならば強制する。
092 「家庭の平和」なくして、いい仕事はできな
い。
093 実行するうえで大切なのは
「小さなことを確実に行う」こと。
094 仕事はできるだけシンプルなほうがいい。
096 育ってきた地域、家庭環境、
世代が違う社員の心を揃えることなど不可能
だから「整頓」をする。
097 掃除を徹底しない会社や無関心な会社は
業績が落ちていく。
098 明るく、楽しく仕事をするには
「ありがとう」と素直に言える文化が大切。
102 何かを定着させるには
「仕方なくやる」というしかけが大切
103 叱るより罰金を取るほうが効果的。
106 社員に対して「えこひいき」をする。
107 給料をオープンにすることで、
良い意味での競争が生まれる。
108 どんなに上がっても満足などあり得ない。
給料とはそういうもの。
109 基本給は「過去の実績」に対して
払うものなので年功序列。
賞与は「半期ごとの成果」に対して払うもの。
112 ダメな社長は「辞められたくない」と思って
社員を甘やかす。
113 ほとんどの会社はできの悪い人を動かすが、
できの悪い人はどこへ行っても結局ダメ
116 「成長させたい」と思う社員は
目をつぶって責任者にする。
118 「石橋を叩いて渡る」という人は
「仕事ができない人」と判断する。
119 会社を良くするには、
少しダメな人から教育して力をつけさせる。
124 社員を採用するときは
「何かに夢中になった経験があるか」を
大事にしている。
126 価値観が同じ人を優先して、能力は後回し。
127 能力よりも明るさが一番
128 自分をアピールしようと一生懸命に話す人
は、マイナス評価。
129 新人を何人採用すればいいか? 目安となる
のは「経常利益÷新卒一年目の人件費」
130 甲乙つけがたいという時点で
甲にも乙にも違和感をいだいているはず。
甲も乙も不採用が正解。
第5章 事業選択、展開の心得 全34
175 鉄砲は売らない。 弾を売る。
177 「我が社は最高だ」と思ってる社長は最低。
179 計画とは夢に数字を入れること、
自分の意志を数字にすること。
181 長期の経営計画は毎年見直すのが正しい。
182 長期の経営計画は「今、しなくてはならない
こと」を決めるためにある。
183 会社の欠点を直すことに力を注ぐとバイタリ
ティがなくなる。
185 物事を「変るもの」と「変らないもの」に分
けて考える習慣をつけておく。
186 マーケットは「平均」ではなく「最頻値」で
判断すべき。
187 スピードとは速く走ることではなく、早く取
り組むこと。
189 差別化戦略の第一歩は「見た目」を徹底して
差別化すること。
190 「独創的」と「商品が売れる」というのは
別のこと。
191 オリジナルとは、他業界の良いところを自業
界で一番に真似すること。
193 絶頂を極めてはダメ。上り切ったら後は下が
るだけで、その手前で止まることが大切。
194 もし売り上げが下がっても人手が足らないな
ら、事業そのものが間違っている。
195 在庫を資産と捉えるのは大間違い。
在庫は。会社を死に至らしめる「死産」。
197 中小企業が都銀や地銀一行だけと付き合って
いるのは、私に言わせれば自殺と同じ。
198 普通の会社は力がなくなってから改革をする
だから手遅れになる。
199 「捨てるしくみ」を持つことが大切。
201 「もったいない」は家庭においては美徳でも
会社では一番の罪悪。
202 手抜きをするのが合理化。「やらなくてよい
こと」を見つけるのが合理化。
206 いらない仕事をやめさせる最良の方法は人事
異動と部署替え。
207 何も問題がないように見えるときこそ、将来
の墓穴を掘っていることが多い。
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全208の中から、ある意味「無作為」に71の格言を
紹介しました。
個人的に、この書籍も定期的に(年に1,2回)
速読的ではあっても、繰り返し目を通すようにし
ています。
中小企業の経営の在り方としては、必須な内容と
言っていいかもしてません。
(まぁ~、人によって「好み」の違いはあるかも
しれませんが)
ひとつだけ、解説を加えます。
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106 社員に対して「えこひいき」をする。
・世の中で「えこひいき」は悪いことかもしれな
いが、ビジネスではむしろ良いこと。
・そもそもビジネスはライバル会社より自社を
「えこひいき」してもらう活動。
・お客様にえこひいきしてもらえる社員は、会社
にとっても大歓迎
・失敗を恐れず、何でもチャレンジする社員を私
は、えこひいきします。
・同じ失敗を繰り返さないようにがんばる人も、
当然、えこひいきする。
・チャンスは平等に与えて、成績によって差をつ
ける
・がんばっているひとをえこひいきせず、平等に
扱うほうが間違っている。
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これに限らず、小山昇氏の考え方が理解できる
ものに溢れています。
福島さんは,今回の全71項目の中で、
何かひとか二つか三つまでで印象に残ったものを
選ぶとすれば、どれにされますか。
ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
福島さんの幸運な日々を祈念します。
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