福島清隆 さん
こんにちは。
キャッシュフローコーチ &
リスクマネージャーの福島清隆です。
本日のテーマは「人づくりからやり直そう」です。
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日経ビジネス 2019.10.07 No2011
目覚めるニッポン
再成長へ50人の提言
P56 ~ P61
提言50 人づくりからやり直そう
日本電産会長CEO
永守重信
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日経ビジネスからの引用が少なくないアモリ通信。
ネタに困った時、ついつい・・・(汗;;)
その前に・・・・・
昨年後半から何度も何度も拘ってきた「著作権侵害
」についてですが、(要望があれば)「pdf配信」
をする、というサービス?は今後は中止することに
しました。
アモリ通信は、最終的にアマゾンで電子書籍化して
いるので、その手前まではまだいいとしても、関連
の「文章」が電子書籍に掲載されるのは誤解?の元
です。
熱心な方なら、原版を読んでいただくのがベストで
あり、今回もそうしたいと思うのが私の自然な感覚
なのですが、やはり2020年からは「pdf配信」なるも
のはやらないことに決めました。
それでも個人的な資料としては残すつもりです。
ではでは、早速始めます(^^♪
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〇2018年3月、京都学園大学を運営する京都学園
(現・永守学園)の理事長に就任されました。
・今から大学に入る学生なんて100歳まで生きる
時代でしょう。そんな時代に、18歳の時の偏差値
で人生を決めてどうするんだと言いたいわけです
・今の教育は間違っていると思いますね。
東京大学、京都大学・・・といったブランド主義
が目立ちますね。でもね、偏差値なんて結局、暗
記とテクニックの問題なんですよ。だから予備校
に行けば(ブランド大学にも)入れるわけ。
でも予備校や家庭教師には金が掛かりますから、
東大に入ろうと思ったらもう年収1000万以下の
家庭では難しくなっている。
しかも、大学では社会に出て役に立つ教育をし
ていない。英語もしゃべれないし、経済・経営学
部を出ていても決算書一つも読めない。
工学部出身でも技術者としての専門性が足りな
い。それで大学出といえるのかと思いますね。
(要約)
・こういうと、永守さんの考えているのは専門学校
ではないかという人がいるが、今から60年、70年
前は大学卒が少なかったから教養を身に付ける意
味があった。今は50%以上が大学に進学するから
大学で基礎的なことを教えればそれでいいという
時代ではない。
・暗記とテクニックで大学に入って、出てくるのは
言って見れば仮の姿。
本当の力がついていないから社会に出たら負けて
しまう。
それを是正しようというのが僕の改革。
偏差値とブランド主義の打破です。
卒業したら英語はペラペラだし、専門性も身に付
けて即戦力になる。
もっと問題なのは、今の大学生は人間形成がで
きていないこと。言葉遣いもできていないし、大
学に行ったら講義で寝ているか、スマホばかり触
っている。それを変えないといけない。
・まず教える側から変える必要があった。
そのためにまず私が理事長になった。
学長と既存4学部の学部長もみな代わってもらっ
た。大学名も2019年4月に京都先端科学大学に変え
た。
講義は英語にしていく。2020年には工学部を新設
する予定。ここは1年生の後期から専門科目の
授業は英語でする。先生も3分の1は外国人にす
るつもり。徹底的に英語をやるので、専門課程に
入る時には相当なレベルになっているはず。
ついていけない学生にはその日の夕方に日本語で
同じ授業をやる。追加の学費など取らない。
・教育とは「教えて」「育てる」こと。講義中に
寝ているのは学生のせいと思うでしょうが、
違う。それは先生の話が面白くないから眠るんだ
・今の若者は90分間の座学は無理。45分間で、残り
を実験にするとか、動画を見せるとか工夫しない
といかん。
大学院も作りたい。世界中から優秀な学生を集め
るつもり。
成績優秀なら学費や寮費は全額持って、下に落ち
たらそれが50%になり、最後は全部払えとか、そ
んなことも考えられる。
行き過ぎと思われるかも知れないけれど、米国で
は当たり前。学生にとっても目標になるはず。
・大学ランキングというのがあるが、2025年には
関関同立(関西学院大学、関西大学、同志社大学
立命館大学)を、30年には京都大学を抜きたいと
思っている。
周りの学校も多分、先端科学大が成功するかどう
かを見ているでしょう。だからうまくいったら
「なるほど」となってみな変っていくんじゃない
かと思う。それでいいのです。
*そこまでやる危機感は?
・例えば自動車なら、私は30年ごろにはEV(電気自
動車)になると思う。特に中国は30年くらいには
7~8割がEVになるのではないか。
それにロボットとかドローンも増えていく。
いずれ中国企業とぶつかり、今の大学教育のまま
ではやがて負けるかもしれない。
EVでは中国企業やグーグルなど新興勢力が上にき
て、世界一はトヨタでもフォルクスワーゲンでも
ないかもしれない。
日本の中小企業は難しいロケットの部品も簡単に
作る。しかし後継者がいなくて町工場が閉まって
いる。
小さな会社の跡継ぎ息子などに経営と中小企業の
魅力を教えて、きちんと後継者として育てる。
先端科学大の役割はそこにもある。
*中国との差はどこにあるか?
・(競争に勝ち抜くための)人材教育が違う。
日本は入社した後、企業が教育して4~5年かかる
(中略)
・大体、中国が危ないというと日本企業も米国企業
もみな逃げる。でも、うちは逆。どんどん投資し
ている。中国は今、米国に(貿易戦争で)やられ
ているけど、そういう国は先で必ず強くなる。
日本もそうだった。1ドル360円だったのが一気
に70円台まで行った。あのときは日本の製造業は
壊滅だと言われたけれど、みんな生き残って今で
も利益を出している。経営は先を読まないとだめ
だ。
*その先を見通す力はどうやっているのか?
・創業者に共通しているのは、自分の会社が潰れた
ら絶対に困るというものすごい強い思いを持って
いるということ。
だから安全なところを探そうというわけじゃない
生き延びられるところを探しているのです。
・今後どこが伸びるかを真剣に考える。
(中国の)ほかにもヨーロッパではルーマニアと
か東欧に投資している。これから必ずあの辺りが
伸びていく。
(中略)
*もっと潜在能力を生かし切れ
*日本電産の50年後は?
・自分は125歳になるが、そこまで生きている可能
性は充分ある。自分が28歳で創業する時にも50
年計画を立てている。
まだ自宅の納屋でやってる段階で「50年後に
1兆円企業にする」と言った。
周りは100億円ならまだしも1兆円はないだろ
うとひっくり返ったけど、結局全部達成した。
・50年先というと日本電産の売上高は100兆円く
らいになっているでしょう。
先端科学大は東大もハーバードも抜いて世界
ナンバーワン。わくわくします。
年はとるけど理想を持っている限り楽しい。
自分の人生、楽しくなかったらいかん。
夢に燃えて、ほらを吹きまくって頑張ろうとい
う人材を出さないといけない。
・潜在能力があるのに、例えば家庭が貧しいと
いう子はいる。
アジアからそうした学生を集めて世界で活躍
できるようにする。
うちに入ってアジア地区のトップになるかもし
れないし、帰国して新しい事業を起こすかもし
れない。
松下幸之助さんは松下政経塾を作ったけど、
僕は政治には興味がないからそれはやらなかっ
た。
先端技術大では事業を起こす人を作らなければ
いかんと思っている。
僕みたいな人間が5~6人出てきたらえらいこと
になりますよ。
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相変わらずスケールの大きな人です。
ビジネスは当然、なんでも「人」ですから、どん
なにAIが発展する世の中になっても、それを活
かす「人」が有能でなければなりません。
その為には、一にも二にもやはり「教育」ですね
スケールが違いすぎますが、私自身も事業家を育
てる経営者として、ワクワク感をもって活動して
いきたいと、志を新にしています(^^♪
それから、アモリ通信でもご紹介させていただい
ている、ある国際政治学者は、中国からの企業の
撤退を説いてますが、永守氏は全く逆ですね。
政治を考える人と事業を考える人の根本的な思考
パターンの違いではないでしょうか。
福島さんは、先端技術大が、将来、東大
やハーバードを抜いて、世界ナンバーワンになる
ような時代が訪れると思われるでしょうか。
私はその可能性は充分にあると思います。
永守重信のような人が5~6人出てきて欲しいもの
です。
私自身は日本で500~600人くらいのひとりを目指
します。
( チョット ココロザシ ガ チイサ スギル カ ? アセ アセ アセ )
ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
福島さんの幸運な日々を祈念します。
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