【アモリ通信262:松下幸之助:2話】  20200513

福島清隆 さん

こんにちは。

キャッシュフローコーチ &
   リスクマネージャーの福島清隆です。

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新型コロナウイルスで世の中が大変な状況にある
現在。
アモリ通信を通常通り水曜日午前11時3分に自動
配信していいものか躊躇する気持ちがありますが
これまで通り、継続させていただきます。
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本日のテーマは「松下幸之助:2話」です。
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 『 松下幸之助  成功の金言 365 』
  9月10日   経営のコツを得る
   2月22日   真似と参考
       ( PHP  1980円+税 ) 
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「松下幸之助」といえば「昭和の経営の神様」とも
形容される方で、私にとってはまさに雲の上の人で
す。若い人には松下幸之助といっても誰のことか知
らない人もいるらしいのですが、今では多くの人々
にとって、過去の人、伝説の人になっているのでし
ょうか。
私自身の印象は経営者としてよりも「道徳心の人」
というイメージが強い方です。
そんな松下幸之助が「へぇ~こんなことも言ってる
んだ」というものがあり、今回はそれをご紹介しま
す。
「経営のコツを得る」は松下幸之助らしいご託宣。
「真似と参考」は私が「へぇ~」と感じた内容です

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 9月10日  経営のコツを得る
 一つの心構えとして、やはり素直な心にならなけ
ればいけないと思います。自分の利害や感情、欲望
といったものにとらわれない素直な心にいつもなる
ということです。そうすれば。人から意見を聞いた
ような場合でも。「そうですか。じゃあひとつやっ
てみましょう」ということが、ごく自然に言えます
 ところが、なまじ学問をして知識や技術を知って
いますと、それにとらわれて、人の言うことでもな
かなか素直に聞けない。そのために経営のコツを悟
るのにも時間がかかる。そういった姿が少なくない
のではないでしょうか。
 素直なこころについては、私は以前から、その大
切さを人にも言い、自分自身にも言い聞かせて、そ
の向上に努めているのですが、常住坐臥(じょうじ
ゅうざが)、常に素直な心になることができれば、
人間というものは、物事のほんとうの姿、実相を見
ることができるようになって、あたかも神のように
といってもよいほど、強く正しく聡明になることが
できると思います。
 そうなれば、商売や経営において何が大切かとい
ったことも的確につかむことができましょうし、人
を生かしていくにはどうすればよいかというような
ことも、その時々に応じて正しく判断できるように
なるでしょう。それは経営のコツを会得した姿にほ
かならないと思います。その意味では、素直な心に
なるところにこそ経営のコツがあるといっても決し
て過言ではない気がしています。
『経営のコツここなりと気づいた価値は百万両』
経営のコツを得るコツは、つかめているだろうか。
心の素直さは高まっているだろうか。
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 2月22日  真似と参考
 山岡荘八という人が、徳川家康の伝記を書きまし
た。あれが相当、実業界ではやったのです。経営す
る者は、家康の伝記を読めというのです。家康がど
ういうときにどういう人を使っているか、どういう
ようにやっているかということが、ちゃんと研究し
て書いてあるのです。これは非常にためになるとい
うので、実業界の幹部たらんとする人はみなそれを
読んだわけです。それを私はある人に勧められたの
です。「君も読んだらどうか」と。「どういうわけ
で読むのか」と聞くと、「それはつまりなかなかた
めになるぞ」と言う。「いやそれは、ぼくはあかん
」と、私言ったのです。「なぜあかんのか」「それ
は君、家康しかできないことが書いてあるのだろう
。家康でない者が家康のするとおりしたら失敗する
ではないか。自分は読む必要はないと思う。けれど
それは面白いから読めとか、慰安になるから読めと
か、軽い参考になるから読めというのだったら、そ
れは読むけれども、ためになるからそのとおりやれ
となると、これはえらい失敗をする。松下と家康と
は違うのだ。家康もぼくのしたとおりやったら失敗
するだろうし、ぼくも家康のしたとおりやったら失
敗する」。
 これは皆さんもそうです。ここが非常に大事なこ
とです。あいつはうまくやった、おれもあのとおり
やろうと思ったら、なかなかうまくいきません。た
とえば今、Aという歌手が非常に人気があるとしま
す。けれど、あいつはうまくやる。おれもあのとお
りやろうと思っても、やれません。それはAだけに
与えられた一つの性格です。まあ性質というか素質
です。
「あいつは歌でやるけれども、おれは歌でない他の
ことはあいつよりうまいぞ」と言って、他のことを
やれば、これは成功します。だから、当時の家康が
、武将として、また経営者としていかにすぐれてい
ても、われわれは家康と違うのです。「それを家康
がやったとおりをためになるからといって真似をす
るために読んだのではいけない。だからそれを軽い
参考に読むのならいい」。このように私は、まあ屁
理屈を言ったのです。

「松下幸之助」の”真似”をしてはいけない
        ”参考”にしなければいけない

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「それを家康がやったとおりをためになるからとい
って真似をするために読んだのではいけない。
 だからそれを軽い参考に読むのならいい」。
このように私は、まあ屁理屈を言ったのです。
なるほど。
じっくり読み直すと、流石、松下幸之助。
いつも「素直が一番」と言ってる人とは別人か?
と思ったのですが、こういうこともおしゃっている
ということを知っていてもいいのではないかと思い
ご紹介させていただきました(^^♪

私自身は何事も
① 素直に学ぶ
② 参考にする
③ 疑問に思う。回避する。
基本的に、この3つのどれかに分類されると考えてい
るのですが、「参考にする」という部分が一番多い
方がいいのかもしれない。ふと、そう思いました。

福島さんは、今回の2つの話をどう思われますか。
どちらにより納得されますか。
ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

福島さんの幸運な日々を祈念します。

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