【アモリ通信281:「2020年の論点 PART3】  20200923

 

福島清隆 さん


こんにちは。


SILアカデミー 1on1 オンライン顧問 福島塾
塾長の福島清隆です。  【専門は物流です】

本日のテーマは「2020年の論点 PART3」です。

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 文藝春秋 オピニオン
 2020年の論点  100

 【尖閣有事】 中国のドローン兵器 日本に襲来 
               (P120~P121)

 【社会】 カネのある男 = 一夫多妻
      カネのない男 = 生涯独身
      という残酷すぎる真実 
                 (P154~P155)

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一週間の経過は本当に早い。
さて、今回は何をネタにしようか?。と、「困る」
こともしばしば。
そんなんなら「さっさとやめればいいのに」と、
「悪魔の囁き」がなくもないのですが、いやいや
ここは「優柔不断?」「決断力ナシ!!」を発揮
して、上記の書籍から、それぞれ後半部分をそのま
ま転記して、急場を凌ぐことにします、ハイ!

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◎ 【尖閣有事】
  中国のドローン兵器 日本に襲来 
     潮 匡人(評論家)    (P120~P121)


(前半省略:後半記載)

  <もはや自衛隊では歯が立たない>

令和元年以降、日本の政権与党は憲法改正に向けた
取り組みを加速し、令和ⅹ年、ついに「自衛隊」が
改正憲法典に明記された。自衛隊の法的権限はなん
ら変更されない改正だったが、一部の新聞やテレビ
は「平和主義が揺らぐ」と合唱した。毎日新聞は
「改憲すれば戦時体制完成」と題した記事を令和元
年に掲載していた(九月二十四日付夕刊)

 それらは翻訳され、中国に伝搬。反発が高まった
 そして、その反発を報道することで再び日本の政
権与党を批判する、昭和・平成、令和と続いた典型
的な”マッチ・ポンプ”報道も見られた。

 中国はそれを巧みに活用し、得意の「文攻武嚇」
(言論で攻めて武力で威嚇する)を仕掛けてきた。
 以前から中国は軍事に関し、物理的手段のみなら
ず非物理的手段も重視。「三戦」と呼ばれる「興論
戦」「心理戦」「法律戦」を軍の政治工作の項目と
し、軍事闘争を政治や外交、経済、文化、法律など
と密接に呼応させる方針を掲げてきた。

 他方、日本はどうだったか。平成二十九年には、
日本学術会議が「軍事的安全保障研究に関する声
明」の中で防衛装備庁の「安全保障技術研究推進
制度」を「軍事目的に転用され、攻撃的な目的の
ためにも使用されうる」と問題視し「慎重な判断
」を求めた。

 かくして令和元年度のこの制度への応募は減少
 それを朝日新聞は社説でこう評価した。
 「五年間で最大二十億円が支給される好条件に
も関わらず、応募が少ない背景には、日本学術会
議の働きかけなどを通じて、制度の問題点が広く
共有されたことがあるだろう。科学者の論理や社
会的責任を踏まえた対応であり、評価したい」
            (同年九月十九日付)

 AI技術など最先端の研究成果を軍事に活用する
「軍学共同」の中国とは真逆である。この令和X
年、ついに中国の国防費は日本の防衛関係費の
五倍を超え、戦闘機では第四世代機と第五世代機
の合計数が千三百機を突破した。加えて多数の無
人機「スウォーム」戦術である。

 もはや自衛隊では葉が立たない。歴代の航空幕
僚長が戦闘機パイロットで占められてきた日本政
府は有人機に固執し、無人機開発に大きく出遅れ
ていた。

 令和X年、中国海軍の強襲揚陸艦が空軍の無人
機を多数搭載し、上海を出港した。向かった先は
日本の尖閣諸島。その先には沖縄本島がある。
 この時点で、すでに勝敗は決していた。


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 【社会】 カネのある男 = 一夫多妻
      カネのない男 = 生涯独身
      という残酷すぎる真実 
           橘 玲(たちばな あきら)
               (P154~P155)

(前半省略:後半記載)

  <真っ先に脱落する「カネのない男」>

 「自由恋愛市場」では、男女の性愛の非対称性に
より、真っ先に脱落するのは「カネのない男」だ
 昨今のさまざまな社会調査によって、低所得の
男性の未婚率が極端に高いことが知らされている
 男の「年収別50歳時未婚率」では、年収100万
円未満の47%、300万円未満の35%が50歳までいち
ども結婚したことがないのに対して、年収1000万
円超の男の96%がすくなくとも一度は結婚してい
る。

 男にとっての問題は、「(カネ)を持てること」
と「モテること」が一体化していることだ。逆に
いえば、「持たざる者」は「モテない」。これが
「無職+非モテ」で、社会からも性愛からも排除さ
れ、人格を丸ごとすべて否定されてしまう。

 それに対して女は「持てること」と「モテること
」が分離しているので、「バリキャリアでもモテる
し、ニートでもモテる(この逆も同じ)」。このた
め、「性愛を断念して仕事で頑張る(仕事を断念し
て愛するひとと暮らす)」という選択が可能になる
 誤解のないようにいっておくと、これは恋愛市場
において「男が不利で女が有利」ということではな
い。男女の性愛の非対称性によって、男の場合はオ
ールオアナッシングで、競争の結果がよりあからさ
まに突きつけられるのだ。

 男の50歳時未婚率は女の約2倍で、そのほとんど
が独身のまま生涯を終えていく。これは一部の男
が結婚と離婚を繰り返して(若い)女とつき合うか
らで、現代社会は形式的には一夫一婦制だが、実態
は「時間差の一夫多妻制」になっている。

 「自由恋愛市場」が男にとってこれほど過酷なら
競争から「降りて」しまう男が増えるのも当然だ。
 中高年のひきこもりが社会問題になっているが、
その割合は男が75%(4人のうち3人)だ。自殺率も
男が女の2倍で、孤独死の8割は男だとされる(た
だしうつ病の羅漢率は女が男の2倍になる)

 日本の社会では、1993~2005年にかけての「就
職氷河期」で正社員になれなかったひとたちが巨
大な貧困予備軍を形成している。「中年」「男」
「無職」「非モテ」という条件を満たすこの層か
ら、「将来への不安や絶望」「家族や社会への憎
悪」「被害妄想」などなんらかのきっかけで極端
な行動をとる者が現れても不思議はないーーそん
な社会に私たちは生きているのだろう。

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特別に意図した訳ではありませんが、なんとも
気の重い内容の論説を紹介してしまいました。

折角、アモリ通信を読んで下さっている読者の
方々に、「もっと元気の出るモノを紹介せんかい
っ!!」と、叱られているようで、今更ながら
自分でも自分を叱っております (汗;;;)


ま、しかし、時既に遅し (苦笑&💦


内容をちょっぴり振り返ると・・・・・

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もはや自衛隊では歯が立たない。歴代の航空幕
僚長が戦闘機パイロットで占められてきた日本政
府は有人機に固執し、無人機開発に大きく出遅れ
ていた。
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ただでさえ、数で勝るかの国が、大量のドローン
で一方的に攻めてきたら、お手あげじゃないか。
自分を正当化するのに、理屈も何もあったもんじ
ゃない国に対するには、こっちもそれなりのコワ
モテでないと対峙できないのが当たり前‎の話。
 何も好んで「戦争」を願う人は99%以上いない
ハズだが、その備えに対して、高邁ぶった理想論
をかざす人々に、私はウンザリするのが正直な気
持ちです。

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「自由恋愛市場」が男にとってこれほど過酷なら
競争から「降りて」しまう男が増えるのも当然だ。
 中高年のひきこもりが社会問題になっているが、
その割合は男が75%(4人のうち3人)だ。自殺率も
男が女の2倍で、孤独死の8割は男だとされる(た
だしうつ病の羅漢率は女が男の2倍になる)

日本の社会では、1993~2005年にかけての「就
職氷河期」で正社員になれなかったひとたちが巨
大な貧困予備軍を形成している。「中年」「男」
「無職」「非モテ」という条件を満たすこの層か
ら、「将来への不安や絶望」「家族や社会への憎
悪」「被害妄想」などなんらかのきっかけで極端
な行動をとる者が現れても不思議はないーーそん
な社会に私たちは生きているのだろう。

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 これはこれで驚きの数字。自分の身の回りには
そういう人は比較的少ないとはいえ、事実だろう
、きっと。また、うつ病に関しては女が男の2倍
ってか。初めて知った。

その次も・・・信じられない「事件」が今後も
起こるのかと思うと気が重い。



 外交・防衛でも不安だらけ。国内問題も不安だ
らけ。こんな不安ばかりを煽っていたら、ロクな
世の中にならないなと思いつつ、事実は事実とし
てナントカしなければ。


 自分にできること?

目の前の小さな現実に対して、前向きに真摯に
生き抜く。 それしかないだろ。

綺麗ごと言ってるようで、結局はそういうところ
に落ち着く。


 2050年の世の中を見届けるぞ。と、勝手に決め
てる自分。
 日本が世界が、自然環境も、食糧問題も、国際
政治も、今より確実に「改善され」住みやすく
平和な「地球」あってほしいと願うのみ!




福島さんは、今回の2つのテーマで、どち
らにより危機感を感じられますか。

また、他にもっと大きな問題があるとすれば、そ
れは何でしょうか?




ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。




最後まで読んでいただきありがとうございます。




福島さんの幸運な日々を祈念します。




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