◎◎さん(^^♪
こんにちは。
SILアカデミー 1on1 オンライン顧問 福島塾
塾長の福島清隆です。 【専門は物流です】
本日のテーマは「ワークマン」です。
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「経営者が真面目過ぎるから失敗する」
10期連続最高益! アパレル界の風雲児
ワークマンはなぜ社員を管理しなくても売り上げ
を伸ばせるのか?
日経トップリーダー 2021.3
P15~~P23
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〇 「低価格と」「高機能」を武器に作業服専門
チェーン、ワークマンの快走は続く。
2020年3月期のチェーン全店売上高は1220億円
(前期比31.2%増)、経常利益207億円(同
40.1%増)、純利益134億円(同36.3%増)
今期、純利益ベースで10期連続最高益を見
込む。コロナ禍でも客数は2ケタ増。すべての
都道府県で既存店売上高は前年を上回る。
◎ 土屋哲雄専務ロングインタビュー
「経営者が真面目過ぎるから失敗する」
* データにゴミがない
・店舗の坪数は全店100坪で。品ぞろえは97%
共通です。価格は980円、1900円、2900円、
3900円、4900円の5つのプライズにほぼ集約。
定価販売で、値引きはしません。
標準化の良い点は、データにゴミがないことです
全店舗が同じ条件ですから、全国902店から無
作為に20店抽出するだけで、十分かつ有効なデ
ータが取れるというわけです。
・100年の競争優位を築くためには、無理なく続け
られることが需要です。だから優れた人は必要
ない。「凡人の凡人による経営」頑張らないこと
を前提にする。そうでないと100年も続かないで
しょう。
* 社長も凡人でいいのですか。
・ トップこそ凡人でいい。会社に突出した人は
要りません。突出したリーダーで伸びた会社は
100年続かないと思います。
特に、我々のような「第2世代」はいわば脱力
の経営、組織で力を抜いて勝つ方法を考えること
が大切だと思います。
* あれもこれもやらない
・日本人は真面目過ぎるのです。真面目だから業
績を伸ばそうとして、あれもこれもやらなけれ
ばと思い、たくさんの目標をつくり、期限を定
め、ノルマで社員にプレッシャーを与える。
・日本企業の生産性が低かったり、イノベーショ
ンが起こせなかったりするのは、余計な仕事を
やりすぎているせいだと思います。
・分かりやすい例でいうと、「それは私の仕事で
はありません」と言っていいのです。同僚が休
んだら、その仕事をカバーしなくていい。同僚
が次に出社するまで放っておくことです。
* 目標は少ないほうがいい
・「3年で達成しよう」などと言うが、必ず3年で
やらないといけないのか。経営者も本音では
「半分は実現しないだろう」と思っているので
はないでしょうか。
・ちなみにワークマンの目標は「客層拡大」。
これだけです。1つしかないから社員は集中し
て取り組むことができ、成果も上がりやすい。
目標が多すぎたり、難易度が高すぎたりすると
「これは無理だ」と思い、頭の良い人ほど早く
諦めてしまいます。
* 2年かけてヒアリング
・実はワークマンに入社して2年ほど、私には決ま
った仕事がありませんでした。その間、何をして
いたかと言えば、若手のスーパーバイザーなどに
ひたすら同行していました。
目的は店舗視察ではなく、社員がなにをやりた
いのかをヒアリングすることです。1日中、営業
車に同乗するので、結構腹を割って話せます。
通算100人以上に話を聞いたでしょうか。
そのときに感じたのは、社員も作業服だけでは
限界があると気づいていることでした。アウトド
アウエアの領域に客層を広げたいというのは、
私が描いた戦略ではありますが、社員みんなの願
望だったのです。このため、社員のやる気を引き
出しやすかった。
* 2年の年月を費やし、社員に地道に話を聞いた
ことが、新たな戦略につながったのですね。
・ やはりそれぐらいの時間は必要です。大体、も
う一つのブルーオーシャンをつくるなんて簡単に
できっこありません。
難しい問題をノルマにして、タイムスケジュー
ルを組んで、マイルストーンを出してやろうとす
ると失敗します。
周囲の声を聞きながら、仮説検証でいろいろな
実験をして、結果が良かったら前に進む。そんな
やり方でいいのです。期限に追われるから諦めて
しまう。期限がなかったら、とことんやるもので
す。だからワークマンでは、仕事に期限を設定し
ません。
* 期限を設定しないと、納期が遅れたり、いつま
でもやらない社員がいたりするなど、仕事に支障
が出ませんか。
・ 期限がないために困ったことはありません。想
定以上の時間がかかることはなく、ほとんどの社
員が許容範囲でやってくれます。
社員はのびのび働いています。私はいつも「残
業するくらいなら期限を延ばせ」「仕事で体を壊
してはいけない」と話しています。
会社を変革させるには、社員の力が必要です。
私は社員にストレスを与えないことが、企業を永
続させる条件の1つだと思っています。だから期
限もないし、進捗管理もしないのです。
・ 例えば、現在、画期的なAI(人工知能)を活用し
店舗から本部への完全自動発注システムをつくっ
ています。
担当者は早く導入したがっていますが、私は「
そんなに急いでどうする」とブレーキをかけてい
ます。「それができたからといって、会社の業績
が2倍になるわけではない。時間をかけていいか
ら完璧なシステムをつくってくれ」と。伝えてい
ます。会社が求めているのはスピードではなく、
クオリティだからです。
* そもそも「社員にストレスを与えない」という
発想はどこから生まれたものなのですか。
・自己否定ですよ。すべては前職の商社での失敗体
験です。休むのは元旦だけ。朝6時半から夜11時
までずっと会社にいたほど猛烈に働いていました
ただ、今振り返ると、部下にストレスを与えま
くっていました。部下を急かして、プレッシャー
をかけていましたから。そういうやり方ではうま
くいかないのです。
* 小売りでは一般的に、その日中にレジを締めま
すよね。
・ 従来の小売りの慣習であって、その日中に締め
なければいけない理由はありません。その作業で
帰宅が1時間遅くなってしまいます。それより早
く帰ってくつろいでほしい。だから閉店後はレジ
の引き出しを抜いて、金庫に保管したらおしまい
です。
レジ締めは翌日の午後2時。比較的手が空いて
いる時間帯に、前日午後2時以降の売上を計算し
ます。
開店も、5分前に来てオープンします。当然、
品出しはしていません。品出しは店を開けてから
すればいいのです。開店直後は来店客も少ない。
来るのは職人がほとんどで、自分の欲しい商品の
棚に行って、1分で買って1分で帰ります。段ボー
ルだらけの売り場でも誰も気にしません。
* 私は50%間違っている
・ コロナ禍で現場に足を運べない今、消費者行動
にどんな変化が起きていのるか全く分かりません
社員に「私のやることは50%間違っている。私
の間違いを正すのが良い部下だ」と伝えていたら
社員もどんどん意見を言うようになってきました
○ 取材を終えて
・ワークマンでは、「機能と価格にこだわる」とい
う軸があり、することとしないことがはっきりし
ている。
・注目企業、ワークマンから何が学べるか。手始め
に、やるべきことを定めて、不要なことを排除し
ていくことはそう難しくないはずだ。
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(私見)
このご時世に「10期連続最高益!」という事実は
ただただ、褒めるしかない、学ぶしかないと思いま
す。一方、
「それは私の仕事ではありません」と言っていいの
です。同僚が休んだら、その仕事をカバーしなくて
いい。同僚が次に出社するまで放っておくことです
」 な、コト言える業界はいいよなとも思います
(笑)
松下幸之助の名言で「参考にするのはいい。しかし
真似をしたら失敗する」という言葉を思い出しまし
(^^♪。
まぁ~そういう茶々を入れるのは程々にするとして
も、「トップこそ凡人でいい。会社に突出した人は
要りません」「私は50%間違っている。私の間違
いを正すのが良い部下だ」
全く、ご立派です。
しかし、ワークマンでこの人に頭が上がる人は・・・
この人は専務だから、社長だけかな???。
と、またまた茶々を入れてしまいました (苦笑)
トップの強烈なリーダシップがあってこその
「10年連続最高益!」
ではないでしょうか。
◎◎さんは、土屋専務がおっしゃるように
「トップこそ凡人でいい」と思われるでしょうか。
実際は、この人の強烈なリーダーシップが好業績
をもたらしているのではないかと私は思うのですが
如何なものでしょうか?
ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
◎◎さんの幸運な日々を祈念します。
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