◎◎さん(^^♪
こんにちは。
SILアカデミー 1on1 オンライン顧問
jyogar教授の福島清隆です。【専門は物流です】
本日のテーマは「1日1話 20211201」です。
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1日1話
読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書
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10月6日アップの「1日1話」に続いて第2弾です。
ネタに困ったら「1日1話」。
ほんと、いいホンに出合いました(笑)
早速スタート!!
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7月22日 私はピアノで、ピアノは私
フジコ・ヘミング ピアニスト
(前略)
ピアノというのはね、最後はテクニックじゃない
。人間は機械じゃないんだから、間違ったッていい
じゃない。それよりも大切なのは魂で弾くことよ。
ポンと鍵を叩くと私の人格が音になって流れ出して
いく。私の人間性が貧しかったら、見透かされる。
とても怖い。だから、ステージに上がる時はいつも
足が震えます。それを乗り越えるには、よほどの体
力が要る。だから、家では体操を欠かさないし、演
奏会前日の夜には20分歩きます。それから食事。私
はベジタリアンで、最後に肉を食べたのは1983年だ
ったかな。ジャガイモはいいですよ。体の中がきれ
いになる。
こうして万全の準備をして、私は弾く。いつまで
弾けるかなんて、知りません。考えません。
何も考えずに弾く。だって、私はピアノで、ピア
ノは私なんだから。私にとってピアノを弾くことは
生きることなんだから。
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7月23日 社長が求めているものを求めているか
河田勝彦 オーボンヴュータンオーナーシェフ
(前略)
いまはもう、どこのお店に行ってもいい原材料を
使っています。道具も平等です。だけど、店によっ
て味が違う。なぜか。それは作り手の思い、これし
かないです。本人に熱い思いさえあれば、必ず技術
はどんどん上達していきます。ですから、僕がどん
なに口うるさく言ったって、結局は本人の意識次第
なんです。
僕はフランス修行の最後の1年半、パリのヒルト
ンホテルでシェフ・ドゥ・パティシエを務めたんで
すが、あの時は半年間ほとんど寝ずに働きましたね
当時、ホテル業界は全体的に衰退していましたか
ら、抜本的な改革をしようと。ホテルに入っている
レストラン・カフェ、宴会場、そのすべてのデザー
トメニューを検討し、新しいアイデアを次々に考え
出していきました。他にも材料の仕入れ先や働く人
など、問題は山積です。
だから、1日24時間ではとても足りませんでした。
1時間くらい仮眠を取り、あとはひたすら手を動か
し、頭を働かせていたんです。やはりシェフは先頭
に立って闘わなきゃいけないと思います。そうじゃ
ないと人は絶対についてきませんよ。
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7月25日 操業時を支えた二つの言葉
鳥羽博道 ドトールコーヒー名誉会長
(前略)
お金も後ろ盾もない。コーヒーの品質も高くない
あるのは夢と情熱だけ。まさに徒手空拳でスター
トしたため、最初は全く買ってもらえなかった。
明日潰れてもおかしくないという恐怖心を静めよう
と、夜は自宅近くの神宮外苑を散歩してからいつも
帰宅していた。
そんなある時、ハッと気がついたことがある。
潰れる、潰れると思うから心が委縮し、思い切った
仕事ができない。明日潰れてもいいじゃないか。
きょう一日、朝から晩まで体の続く限り働く。明日
のことは考えない。きょう一日に集中しよう。
毎日毎日こういう心構えで仕事を続けていると、
私の真剣な姿を見て「あぁこいつ大変だな。何とか
してやろう」と手を差し伸べててくれる人が現れる
ようになった。
二つの言葉との出逢いもまた、私に大きな影響を
与えてくれた。
創業当初、自分は死に物狂いで働いているのに、
社員に必死さが感じられない。そのことに腹が立っ
て仕方がなかった。ちょうどその時、ある人から
「長の一念」「因果倶時(いんがぐじ)」という
言葉を教わった。
日頃社員に不満を募らせていたけれども、その原
因は社員にあるのではなく、すべては長である自分
自身にある。自分自身が変わらない限り社員は変わ
らない。また、よかれあしかれ、過去の因の積み重
ねが今日の結果をつくっている。未来をよくしよう
と思えば、一分一秒も疎かには過ごせない。
そうきづいてからは、社員への不満や批判は一切
消え、より一層仕事に全精力を傾聴するようになっ
た。紹介が紹介を呼び、創業から2年ほどで事業を
軌道に乗せることができた。
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7月27日 断ったらプロじゃない
新津春子 日本空港テクノ所属環境マイスター
(前略)
空港を利用する人は年齢層も職業も当然バラバラ
ですよね。会社員、主婦、障碍者、子供、ご年配の
方・・・。それぞれのタイプによって動きが違うん
ですよ。ということは、例えば同じテーブルを使う
にしても汚れる場所、汚れ方はそれぞれ違ってくる
そうやって考えていくと、子供が使うとこう汚れ
るのか、ご年配の方の場合はこうだ、ということが
分かってきて、使う人のことを見据えて掃除のやり
方を工夫できるようになったんですよ。その結果、
2か月後の全国大会では日本一を獲得することがで
きました。27歳での優勝は最年少記録だったと聞い
ています。それからですね、自己満足の掃除ではな
く、お客様のためにする掃除に転換したのは。
「気持ちを込める」という自分に欠けていたもの
に気づいてから。清掃技術の向上だけに留まらず、
もっともっと自分を高めていこうという意識に拍車
がかかりました。一つずつ目標を立てて、努力して
達成して、また新たな目標を立てる。その喜びがや
みつきになって、いつしか清掃の仕事が自分の居場
所だと感じるようになりました。
私たち空港の清掃員はお客様からいろんなことを
頼まれるんです。だから、清掃とは関係ないことで
あっても、お客様から言われたことは断らないで全
部やっていく。そういうことは意識しています。
断ること自体が自分には許せないというか、断っ
たらプロじゃないと思うんですね。もちろん私には
できないようなことも中にはあるわけですから、そ
れを断らないでやるためにはどうすればいいかって
考えて、やっぱり日々プラスアルファの努力を積み
重ねる。
あと、清掃に関しては、赤ちゃんが床でハイハイ
しても大丈夫なくらい綺麗にしようって心掛けてい
るんです。心を込めなければ綺麗にはできませんし
、そこは妥協せずにやっています。どんな仕事でも
心を込めてベストを尽くす。そうすることで、お客
様は喜んでくれると思うの。
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7月29日 私と刺し違えるつもりで来なさい
植木義春 日本航空会長
JAL債券当時の当社は、いったい誰が経営してる
んだと思うくらい数字に鈍感な会社になっていまし
たね。
稲盛和夫名誉会長から「この会社の1ヵ月間の経
営数字はいつ分かるのか」と聞かれて「三か月後
です」と答えると、「話にならない。一か月で出
せるようにしなさい」と。
(中略)
その間のご指導で印象に残っていることは、数
えきれないほどあります。中でもやはり一番大切
にされていたのは、まずは責任を持てということ
でした。
この会社ではいままで誰が責任を持って経営を
してきたんだと。本部長一人ひとりが自分の本部
のことに百%の責任を持っているのかと。その責
任感がなければ執行もできないだろう、と我々に
強く訴えかけられました。
会議の場で我々役員が時間をいただき、個別の
案件について提案させていただいた時のことは、
いまも忘れられません。そこで名誉会長が見てお
られたのは、説明の内容よりも、それを説明する
我々の心意気でした。これ以上聴く必要がないと
判断されれば、最初の5分で「もう帰りなさい」
と。
君の話には魂がこもっていない。本当に認めてほ
しいなら、私と刺し違えるつもり出来なさい。そ
の気迫がない者は去りなさいと。
ですから5分、10分、あんんとか持ちこたえよ
うと懸命に説明をする。30分聴いていただいて
ホッと胸をなで下ろしました。もちろんその上
で判断が下るわけですけれども、そういう真剣勝
負の場を毎日毎日過ごさせていただいたことは本
当に大きかったですね。
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最近、くどいくらい同じことを言ってるのですが
あまりにハイレベルな偉人・名人・大経営者他から
学び過ぎて、自分の周りの人々が物足りなく感じて
しまうようでは、トンデモナイ勘違いだと。
(中村天風、稲盛和夫、孫子の兵法【孫武】、
ドラッカー、松下幸之助他・・・)
少なくとも、自分より人格と実績の優れた人は
世の中に山ほどいる。当たり前のことです。
「1日1話」に出てこられる方々は、私の知らない
人が少なくないのですが、少なくとも私との比較で
は、遥にレベルの高い人ばかりです。
〇 それよりも大切なのは魂で弾くことよ。ポンと
鍵を叩くと私の人格が音になって流れ出してい
く。私の人間性が貧しかったら、見透かされる
〇 やはりシェフは先頭に立って闘わなきゃいけな
いと思います。そうじゃないと人は絶対につい
てきませんよ。
〇 日頃社員に不満を募らせていたけれども、その
原因は社員にあるのではなく、すべては長であ
る自分自身にある。自分自身が変わらない限り
社員は変わらない。
〇 断ること自体が自分には許せないというか、断
ったらプロじゃないと思うんですね。
〇 君の話には魂がこもっていない。本当に認めて
ほしいなら、私と刺し違えるつもり出来なさい
その気迫がない者は去りなさいと。
上の5つを読み直すだけでも、心にグサッときます。
◎◎さんは、今回の5つの話の中で最も感銘
を受けるものを一つ選ぶとしたら、どれにされます
か。そういうものは全くないでしょうか。
ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
◎◎さんの幸運な日々を祈念します。
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