◎◎さん
こんにちは。
SILアカデミー 1on1 オンライン顧問
jyogar教授の福島清隆です。【専門は物流です】
本日のテーマは「オンライン留学」です。
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選択 10 三万人のための情報誌
2021年10月1日 発行
新 大学評判記
「オンライン留学」の意外な効能
P96~P97
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今回は上記の記事を、中略抜きで全て転載します。
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在学中の海外留学を売り物にする日本の大学が
この十数年で急増したが、コロナウイルス感染で
海外渡航が困難になり、留学プログラムは存立の
危機に立たされた。
急場しのぎの対策として早稲田大学、関西学院
大学など多くの大学が打ち出したオンライン留学
「想定外の効果」を発揮し、アフターコロナの時
代にもリアル留学とともに定着しそうな勢いを見
せ始めた。英語を中心とする語学では現地の教室
での講義よりもオンラインの方が出席率や課題へ
の取り組みで「学生が熱心」(大学関係者)だか
らだ。
国公立を問わず、日本の大学の留学プログラム
には、
①海外提携校との単位互換を含む長期留学
②学部単位で定める必修科目としての短期、長期
留学
③外国政府、国際機関などが提供する資金による
公費留学
④私費や特定奨学金を使った個人留学
などがある。
昭和の時代の留学は学生個人が自分の条件に合
う大学を探し、志望動機や自己アピールのエッセ
イを書き、TOEFLなど英語能力試験のスコアを
添付し志望大学に国際郵便で送付、合格の返信を
ひたすら待つというプロセスだった。
1990年代以降、留学情報はインターネットで得
られるようになり、外国の大学が日本のメディア
に宣伝を打つなど様変わりした。手続きもすべて
ネットとなり、学部レベルの留学では英語能力試
験はTOEICが主流となった。
最近では国際関係の学部など留学を必須とする
学部も増え、大学が現地の生活も含めすべてお膳
立てする1~3ヵ月程度の「なんちゃって留学」と
呼ばれる安易な留学も急増した。日本学生支援機
構の統計によれば、09年度に合計36,302人だった
日本人(社会人含む)の留学は18年度には
115,146人と10年で3.2倍に急増した。といっても
18年度では1ヵ月未満の「本来なら留学とは呼べ
ない旅行気分のお遊び留学」(前出大学関係者)
が3分の2を占めるお寒い状況だ。
● リアル留学より英語力が向上
コロナ禍で深刻な打撃を受けたのが、6か月以
上の本格留学組。コロナが蔓延し始めた昨年春
以降、韓国、中国、タイなどアジア諸国がいち早く
留学生ビザの発給を停止、日本人留学先トップ3
の米国、豪州、カナダも受け入れを水際で制限した
既に現地で学んでいた日本人学生も卒業間際とい
ったケースを除けば、多くが本帰国、一時帰国に踏
み切った。20年度の留学生はまだ発表されていない
が、新規に限れば95%以上の激減になるのが確実だ
文科省は昨年11月以降、海外大学での学位取得を
目指す数年にわたる長期留学について、「渡航先の
防疫措置の確認」を条件に解禁した。とはいえ、
21年度に入っても、早大、明治大、立教大などが
韓国、米国、英国などへの個人留学を認め始めた
程度で、学部や全学プログラムでの留学を再開した
大学はほとんどない。
代わって台頭したのが、オンライン留学だ。海外
の提携大学と英語などの講義をZoom、Teamsなどの
アプリを使い、オンラインで提供、学生は自宅の
パソコンで受講する。学生が留学先で受ける講義と
ほぼ同じ内容だが、大きな利点が二つある。第一は
登校する必要がないため、オンラインの方が出席率
が圧倒的に高くなったことだ。第二は、留学先の教
室では目立たないようにやり過ごす学生や他の日本
人学生に頼ろうとする学生が少なからずいる。これ
に対し、オンラインではランダムに指名され、発言
を求められるため、「教室でのリアル講義よりも緊
張感が高い」(早大二年生)。その一方、「広い教
室にいるよりもパソコンだけを相手にしているオン
ラインの方が、緊張せずに発言できる」(早大一年
生)など学生の評価も高いのだ。
現実に、都内の私立大でオンライン留学の英語コ
ースの前後でのTOEICの点数の向上を調査したとこ
ろ、過去のリアル留学よりもオンライン留学の方が
15~20%ほど点数の伸びが高かったという。その大
学が情報交換した他の私大でもリアル留学よりオン
ライン留学の方が英語力が向上したという結果が出
たという。
コロナ感染前から米国の大学は世界中の学生に英
語のオンライン講義を提供してきた実績があり、オ
ンライン・プログラムがコンテンツや教育メソッド
で確立していたことが大きい。また、リアル留学で
は日本の同じ大学からの学生をひとつのクラスにま
とめてしまうことが多く、細かなレベル分けができ
ないため、ついて行けない学生や内容に退屈してし
まう学生がいることも留学効果を減殺すると指摘す
る大学関係者もいる。
オンライン留学は語学に限れば大きな可能性を持
つことがコロナによって、はしなくも判明してしま
った。米国に留学する費用は6か月~1年間なら学費
、寮費、生活費、渡航運賃などで最低でも200万円
はかかるが、オンライン留学なら日本での生活費を
考慮してもその4~5分の1程度。コロナ禍で大学生
の家庭の経済事情が悪化していることもあり、オン
ライン留学の優位性が他の面でも注目されている。
● 経営構造が変わる可能性も
「大学のネイティブの語学教員の処遇が今後、大
きな問題になってくるだろう」と関西の私大教授は
指摘する。多くの私大はネイティブ教員を新入生向
け英語、第二外国語のプログラムのため専任として
雇用している。ネイティブのいない大学は学生から
忌避されるためだが、「ネイティブ教員の水準は繁
華街にある一般的な英語学校よりはましだが、大学
の専任教員としては不適切な人も多い」(前出の教
授)。
オンライン留学が普及すれば、日本でネイティブ
教員をわざわざ確保しておく必要はなくなる。国立
、私立を問わず、教職員のリストラを文科省から求
められている日本の大学にとってはオンラインに切
り替え、ネイティブ教員を削減することは実は渡り
に船なのだ。
中国語、韓国語、インドネシア語、ベトナム語、
タイ語などアジア言語を第二外国語として揃え、売
り物にしてきた東京外語大はもちろん、亜細亜大、
大東文化大、拓殖大など私大でも第二外国語のオン
ライン講義の検討が始まっている。
日本の大学経営では膨大な数の語学教員が人件費
を食い、専門性の高い研究型教員をなかなか増やせ
ない。それができているのは東京大、京都大など特
定の指定国立大学のみ。語学のオエンラインカ化が
進めば、日本の大半の大学は経営構造が変わり、専
門分野の教育を充実できる方向に進むだろう。
もっとも、学生が日本にいながら海外のトップク
ラスの大学にオンライン入学する道を選択すれば、
日本の大学が空洞化するリスクも背中合わせにある
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オンライン留学が普及すれば、日本でネイティブ
教員をわざわざ確保しておく必要はなくなる。国立
、私立を問わず、教職員のリストラを文科省から求
められている日本の大学にとってはオンラインに切
り替え、ネイティブ教員を削減することは実は渡り
に船なのだ。
(私見)
語学が苦手な私は、そもそも第二外国語の必要性
に疑問を感じていましたが、それは別としても、オ
ンラインで語学を学ぶ方が効果が高いとなると、正
にネイティブ教員をリアルで雇用する必要性は相当
に低くなることでしょう。
語学に限らず、「教員の雇用の在り方」にまで
大きな変化が訪れるような気がします。
厚かましく、自分に当てはめると、生涯現役で
元気な「お年寄り」が働くためには
「オンラインで講義ができること」
ここに大きな可能性があるのではないでしょうか。
昨年のある時期から、自身のHPやSNSなどで堂々と
「jyogar教授」を名乗るようになったキヨタカ君。
現在、商標登録中でもあります(^^♪
なかなか、先見の明のあるオトコかもしれませんよ
(笑)
◎◎さんは、語学はリアルで学ぶより、
オンラインで学ぶ方が学ぶ人の点数がいいという
事を知って納得されるでしょうか。
私はその通りだろうと感じてます。
となると、当然、他の分野にも波及する可能性が
充分あるのではないかと。
(基本はリアルが一番・・・と日頃から言っては
いるものの???)
世の中、どこまで変化していくのでしょう。
ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
◎◎さんの幸運な日々を祈念します。
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