◎◎さん(^^♪
こんにちは。
SILアカデミー 1on1 オンライン顧問
jyogar教授の福島清隆です。【専門は物流です】
本日のテーマは「米IT業界とインド出身者」です。
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選択 1 三万人のための情報誌
人材大国が生む秀才・CEOが続々
米IT業界を制覇するインド出身者
P22~P23
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「トップポイント」に替わって「選択」を月間購
読しだして、やがて1年になります。
政治経済他の実態か裏話に鋭く食い込む話題が多
いこの雑誌。ファンになっていいのかどうかはまだ
躊躇いがあるものの、次の1年も購読してみます。
政治の話は極力(絶対ではないけど)パス。経済も
内容が結構シビアー。
今回は上記の記事をそのままそっくり転載します
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米国の巨大IT企業トップで、インド出身者(CEO)
が急増中だ。2021年11月末には、ツイッターのCEO
が、共同創業者のジャック・ドーシー氏からインド
生まれのパラグ・アグラワル氏に代わった。
これでマイクロソフトのサティア・ナデラ、アル
ファベット(グーグル)のサンダー・ピチャイ両
CEOと並んで、シリコンバレーをインド出身者が率
いる潮流が決定的になった。
強烈な個性で天才肌の米国人創業者に比べて、イ
ンド出身CEOの多くはバランスがとれ、視野が広い
との定評がある。巨大企業の世代交代が進むにつれ
、インド出身者の出番はますます増えそうである。
ツイッターの新CEOは12月、社員向けメッセージ
の最初の一言で、ドーシー氏との違いを鮮明にした
同氏の紹介を受けて、「ありがとう、ジャック。
光栄であり、恐縮です」と切り出したのだ。
創業者のドーシー氏は、攻撃的な自身のツイート
でも知られるように、「恐怖(humbled)」といっ
た謙譲語にはまるで無縁の独裁的経営者だった。
退任したドーシー氏はまだ45歳。アグラワル新
CEOはさらに若い37歳だ。メッセージの中では、
「私のことを全く知らない人もいるでしょう」
「これから対話を始めましょう」と、社員に呼び掛
けた。会社のことを語る時は「私たち」という言葉
を使った。
ムンバイ在住のインド紙経済記者は、「確かに
インド人経営者は「恐縮」という言葉をよく使う。
組織を動かすためには、独裁者より、チームのマネ
ージャーのほうが効率的と理解しているからだろう
」と言う。
● 「彼を嫌う人はここにはいない」
アグラワル氏の経歴は「恐縮」という言葉とは裏
腹に、一貫してずば抜けている。
父は原子力省勤務、母は元学校教師で、ムンバイ
で育った。早熟の秀才で、「国際物理オリンピック
」で優勝したこともある。インド最難関の一つ、
インド工科大学ボンペイ校で学んだ後に渡米し、
スタンフォード大学で博士号を取得した。ツイッタ
ーに入社して6年で、最高技術責任者(CTO)に抜擢
された。
ドーシー氏は、アグラワル氏の前にも、別のイン
ド人に後継を考えたとされる。現アルファベット
CEOのサンダー・ピチャイ氏だ。ピチャイ氏は、
マドラス(現チェンナイ)生まれで、父親は技師だ
インド工科大学カラグプール校に進んだ後、渡米
してスタンフォード大学で学んだ。
グーグル入社は30代前半で、ブラウザのグーグル
・クロームなど、現在のアルファベットの屋台骨と
なる事業を次々と軌道に乗せた。ドーシー氏が注目
したのはこの頃とされる。マイクロソフトも直後に
、「ぜひ我が社のCEOに」と打診したが、グーグル
側が手放すわけがなかった。
グーグル共同経営者のラリー・ペイジ、セルゲイ
ブリン両氏は、早々に「ピチャイ後継」を考えてい
たようだ。何せ、二人の共同創業者が語る星雲のよ
うな、混沌としたビジョンを、ピチャイ氏だけが理
解し、他の社員に分かるように言い換えてくれたか
らだ。CEO就任後、米メディアが社内をくまなく取材
したところ、「彼を嫌う人はここには誰もいない」
という答えばかりが返ってきた。
ピチャイ氏を逃したマイクロソフトには、自社内
にサティア・ナデラという超弩級の逸材がいた。
1967年に「インドITの首都」と呼ばれるハイデラ
バードで、官僚の父親とサンスクリット語教師の母
親のあいだに生まれた。大学卒業後に渡米して、ウ
ィスコンシン大学ミルウォーキー校でコンピュータ
ー科学を、シカゴ大学で経営学を学んだ。
92年にマイクロソフトに入社して以後は、クラウ
ド事業拡大などインターネット関連事業に貢献した
ソフトウェア「ウィンドウズ」を看板にした会社
が、総合的なIT企業へと大きく飛躍したのも、ナデ
ラ氏の活躍によるところが大きい。
2014年にマイクロソフトCEOへの就任が発表され
た時には、各国メディアが瞠目した。伝説的なビル
・ゲイツ氏創業の、米国の看板企業CEOにインド人
が就任したからだ。間もなく新CEOは、各種ビジネ
ス誌の「今年の最優秀経営者」を次々と授与される
ようになった。今や「米国の代表的経営者」の一人
である。
● 危機の中で解決策を見出す能力
IT業界ではないが、インド人経営者の先駆として
インドラ・ヌーイ氏に触れないわけにはいかない。
50歳で「ペプシコ」CEOに就任し、在任12年で「コ
ーラのペプシ」を総合食品会社に変貌させた。
マドラ生まれで、大学卒業後に米国イェール大学経
営大学院に進んだ。経営コンサルタントを経て、ペ
プシコに入った。
小柄な有色人女性は、まず見かけで「この人が社
長?」と見くびられる。本人も後に「見た目の印象
」に負い目を感じたと語っているが、やがて気にす
るのをやめた。実績は頭抜けており、CEO番付での
上位はおろか、「世界で最も力のある女性」番付の
常連でもあった。「社員はそれぞれの人生を持って
いる。経営者は、自社社員というだけでなく、一人
の人間として接しなければならない」というのが経
営哲学だった。
本稿で紹介したのは、米国生まれのインド系では
なく、インド生まれで渡米したインド人たち(多く
は米国製取得)だ。実はこれは、偶然ではないらし
い。
前出のインド祇経済記者は、「インドに生まれる
と、日本や米国のような先進国と違って、大概のこ
とはうまくいかない。道路に穴があいていたり、し
ょっちゅう停電したり、といった具合だ。子供の時
から、身の回りの危機に対処する知恵を身につける
」と言う。IT企業の技術担当者は、何も答えないと
ころから「ソリューション(解答)」を見出す人々
なのだ。
ここで紹介したのは、父母が公務員や教師という
中産階級だが、幼児に自動車やテレビを持たなかっ
たという人も多い。
IITと称されるインド工科大学の出身者も多い。
全国に23校あり、共通入学試験(JEE)は、「世界一
難しい入試」という定評である。数千万人から一万
六千人ほどを選ぶのだから、想像もつかない難しさ
だ。マイクロソフトのナデラ氏はIITには進めず、
その後一念発起したという。
先述の「恐縮」という言葉に象徴されるように、
インド人経営者は様々な経歴、性格を持った人々
を動かさなければならない。頭脳明晰で、新時代
のビジョンを持ち、人間性も優れている。
「そんな人間、どこのいるのか」という問いに、
人材大国インドが答えを出しているようだ。
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IITと称されるインド工科大学の出身者も多い。
全国に23校あり、共通入学試験(JEE)は、「世界一
難しい入試」という定評である。数千万人から一万
六千人ほどを選ぶのだから、想像もつかない難しさ
だ。マイクロソフトのナデラ氏はIITには進めず、
その後一念発起したという。
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(私見)
インド人は優秀ということをよく聞きます。
中国と同じように、日本の10倍以上の人口を有し
そこから「数千万人から一万六千人ほどを選ぶ」
のですから、優秀な人が現れるのも当然でしょう
おまけに「マイクロソフトのナデラ氏はIITには
進めず、その後一念発起したという」というのです
から、優秀な層は相当なものになると思われます。
「インド人経営者は様々な経歴、性格を持った人々
を動かさなければならない。頭脳明晰で、新時代の
ビジョンを持ち、人間性も優れている」
サラリーマン経営者(否、中間管理職でも)には
「周りの忍耐で成り立ってる人物」が少なくないの
ではないでしょうか。(準オーナー経営者でも同じ
ですが) カナリ エラソウナ コトヲ イッテシマッタ・・・💦💦💦
もともとの資質と育った環境から改めなければな
らないとすると、かなりハードルの高い話です。
ま、しかし、日本にもこれまでご紹介してきたよ
うに「天才」はいるわけで、ここに出てきた人々は
「別格」の人々でしょう。インドにも普通の人々が
山ほどいると私は思います。
ただ、インドの場合、生まれ育った環境からして
組織のトップに相応しい人材が育ちやすいのかもし
れない。と、本稿を読んで感じました。
ついでにいうと、共産主義国家の中国では、インド
程の優れた経営者が出てくるのは難しいかもしれな
い。どうかな?、違うかな?。
なら、日本は・・・ヤメトコ (苦笑&💦)
◎◎さんは、なぜインド人は優秀なのか。
なぜインド人経営者は優秀なのか。と問われたら
どのようにお答えになられますか?
中国との違いはなんだろうと思われますか。
ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
◎◎さんの幸運な日々を祈念します。
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