◎◎さん(^^♪
こんにちは。
SILアカデミー 1on1 オンライン顧問
jyogar教授の福島清隆です。【専門は物流です】
本日のテーマは「地下シェルター」です。
選択 7 JUl.2022 VOL.48 NO7
三万人のための情報誌
物騒なご時世でも進まぬ議論
「地下シェルター」がない日本
いつものように「選択」という書店では販売して
いない会員制の月刊誌に、過度に「洗脳?」され
ていいものかどうか、未だに評価が定まらないの
ですが、それでいて興味深い記事を目にすること
が少なくありません。政治経済の「裏側」を鋭く
抉る記事が少なくないのですが、それを取り上げ
るのは程々にするにしても、ちょっぴりその周辺
記事の一部をご紹介します。
ちょっと気が重くなる内容です。
ご関心のない方はスルーを (💦)
(前略)
「これでようやく、『国民保護』に再び日が当た
る」と語るのは、自民党の有力国会議員だ。
ロシアのプーチン大統領がウクライナ侵略を機
に核の脅しを公然とし始め、北朝鮮の核開発が実
践配備レベルに達した今、日本への核ミサイル攻
撃は、俄然、現実味を帯びてきた。自民党内には
国防族議員を中心に敵基地攻撃能力保持と同時に
長らく放置されてきた「国民保護」施策を充実さ
せるべきとの意見が高まり、首相官邸も認めざる
を得なかったのだ。「骨なし」と揶揄されて久し
くなかった政府の「骨太方針」だが、この文書に
載らなかった各省庁の新規事業案は、概算要求を
待たずして消える運命にある。
逆にいえば「国民保護施策」という単語が、
「骨太」に盛り込まれたことにより、同施策に多
額の予算がつく可能性が出てきたのだ。
● 核シェルターは皆無
では、国民保護施策とはいったい何か。
大きな柱となるのが、ミサイル攻撃にも耐えら
れるシエルターの建設・整備だ。
北朝鮮による弾道ミサイル発射を受け、18年前
の2004年に成立した「国民保護法」によって、日
本に着弾の恐れがある弾道ミサイルが発射された
際にサイレンを鳴らして国民に危機を知らせるJ
アラート(全国瞬時警報システム)は、着手から
3年足らずで運用が本格的に始まった。
ところが、警報を鳴らすシステムはできたもの
の、警報を聞いた住民が逃げ込む整備は全く進ん
でいない。
国民保護法は、ミサイル攻撃に備えて「都道府
県知事は一定の基準を満たす避難施設を指定しな
ければならない」と規定してる。
これを受け、全国で93,077か所の避難施設が指
定されたが、内実はお寒い限りだ。ほとんどの施
設が、台風や大地震が起きたときに避難所として
指定されている公立小学校、中学校か公民館で、
通常のミサイル攻撃に耐えられる地下室などシェ
ルターとして機能できる施設を備えているのはご
く少数。
核爆弾にも耐えられる厚い壁と強力な空気洗浄
機を備えた核シェルターは皆無だ。
しかも東京・大手町や丸の内には最近まで一つ
の避難所もなかった。
ロシアのウクライナ侵攻を受け、5月27日になっ
てようやく東京都は、都営地下鉄と東京メトロの
地下駅舎百五か所を国民保護法に基づく緊急一時
避難施設に指定した。
ウクライナの首都キーウ(キエフ)が、ロシア
の猛攻をしのげた大きな要因は、ソ連時代に強制
的につくらされた地下鉄の駅舎が住民を守るシェ
ルターに役割を果たしたからだ。
流行に敏感な都知事、小池百合子は、ウクライ
ナのひそみに倣ったようだが、両国の地下鉄事情
はまるで違う。
キーウの地下鉄駅舎が、核爆弾にも耐えられる
地下百メートルにあるのに対し、東京メトロの丸
ノ内線や銀座線といった主要路線はせいぜい地下
20数メートルを走っている。核弾頭が直撃すれば
ひとたまりもない。しかもシェルターとして機能
するための強力な空気清浄機を備える駅は一つも
ない。防衛省関係者は「通常型ミサイルにはある
程度効果が期待できるが、核弾頭には無力だ」と
言う。
つまり、日本では地下鉄駅も現状では「核シェ
ルター」になれないのである。
日本核シェルター協会の調べによると、日本
全体の核シェルター普及率(人口比)は、わずか
0.02%だ。
法律によって核シェルターの設置が義務付けら
れているスイスと、民間防衛が徹底しているイス
ラエルの100%をトップに、二大核保有国である米
国82%、ロシア78%には言うに及ばず、同じアジア
のシンガポール(54%)にも大きく後れを取ってい
る。
日本が核戦争に巻き込まれれば、核シェルター
に逃げ込める日本人は、東京ドームの収容人数に
も及ばないわずか2万数千人しかいない計算にな
る。
「専守防衛」どころか。一発の核ミサイルにも
対処できないのだ。
なぜここまで「国民保護」で、諸外国と差が開
いたのか。根本的な要因は、戦後77年も続いた
「平和」にある。
この間、アメリカ、ロシアは言うに及ばず、日
本を除く東アジアの各国は、「戦争」を経験して
いる。ソウルや台北では、日常的に防空訓練が行
われており、日ごろの市民の心構えからして違う
長年にわたって与党は「日米安保体制」を、野
党は「憲法九条」を過剰なまでに信頼し、「日本
が攻められることはない」との楽観主義が為政者
まで浸透している。
(中略)
内閣官房でも安倍政権時代の4年前、「弾道ミサ
イルを想定したシェルターのあり方」に関する非
公式な検討会議を設置し、有識者らを招いて議論
を重ねたが、コロナ禍対応に忙殺されたこともあ
ってうやむやになってしまっていた。
「骨太の方針2022」に、国民保護施策の推進が
盛り込まれたのをきっかけに、ようやく霞が関は
動き出した。手始めに東京メトロ大手町駅など地
下鉄駅を本格的なシェルターにするため、どのよ
うな工事が必要で、いくら費用がかかるか調査す
るという。
自民党内でも「シェルター整備推進議連」結成
の動きが出てきた。全国にゼロから本格的なシェ
ルターを建設するとなると、莫大なカネがかかる
戦後77年にわたる「平和ボケ」のつけを払う時
がついに来たのかもしれない。
キーウの地下鉄駅舎が、核爆弾にも耐えられる
地下百メートルにあるのに対し、東京メトロの丸
ノ内線や銀座線といった主要路線はせいぜい地下
20数メートルを走っている。核弾頭が直撃すれば
ひとたまりもない。しかもシェルターとして機能
するための強力な空気清浄機を備える駅は一つも
ない。
つまり、日本では地下鉄駅も現状では「核シェ
ルター」になれないのである。
「専守防衛」どころか。一発の核ミサイルにも
対処できないのだ。
(私見)
読んでいて気が重くなるばかりで、もっとワク
ワクするテーマを取り上げなよ・・・と、自分に
突っ込みを入れているのですが、とき既に遅し。
核シェルターを今後日本全国に設置するとして
も、莫大な費用が必要ですから、あっさり言って
私は無理だと思います。 ごくごく少数のモデル
核シェルターが「どこかに?」設置されることは
あるかもしれませんが。
抑止力としての防衛力強化に予算をつぎ込むし
かないと私は思っています。
それとやはり、中国を見習って??「超限戦」
というか、情報戦争に勝ち抜く気概が必要でしょ
う。
評論家にも好き嫌いがあるでしょうから、具体
名を挙げると嫌われるかもしれませんが、昨年で
したか、逝ってしまった「長谷川慶太郎」。
彼は、国力とは「経済力、政治力、軍事力」だ
とおっしゃっていました。
私はなるほどその通りだろうなと合点がいきま
した。
インテリの一部の方からは、そこに「文化」を
挙げる方もいます。確かに一理あることでしょう
しかし、正直言って私はその感覚に「甘さ」を
感じてしまいます。
文化は経済力があってこそ発展するものだと。
反論される方は、「またカネか・・・」と言う次
元で反論されるのでしょうか。
これからの時代は「軍事力」に「超限戦」も
含まれることでしょう。というか中国共産党は
超限戦で世界進出を果たしていると言って過言
ではないでしょう。
大局的には、どうも(政治的には?)アメリカ
は衰退し、中国が躍進していく流れは止められ
ないかもしれません。
しかし、「地球上のすべての地域で共産主義が
支配する世界」しかないという状況になるとは私
には思えません。
核シェルターに膨大な予算を費やすよりも、
決して経済力が衰退せずに、軍事力を強化し、
国際的に通用する政治家を育てていくこと。
(安部さんは消えてしまいましたが、次の誰かが
何ともしても育っていかねば・・・・・)
こんなこと書いてると、「偏向人物」扱いなん
でしょうかね。
平和ボケもいいかげんにしろよ・・・鎌倉殿の
13人を見てれば、「平和ボケ」なんてもともと日
本にはあり得なかっただろうに・・・・
ブツブツ、ブツブツ・・・・
◎◎さんは、日本各地に国民の大多数
が逃げ込めるような「地下シェルター」が必要だ
と思われますか。
ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
◎◎さんの幸運な日々を祈念します。
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