【jyogar教授のアモリ通信388】  米政界の超高齢化

◎◎さん(^^♪

こんにちは。

SILアカデミー 1on1 オンライン顧問
jyogar教授の福島清隆です。【専門は物流です】

本日のテーマは「米政界の超高齢化」です。


選択 7 JUl.2022 VOL.48 NO8

三万人のための情報誌

米政界を蝕む「超高齢化」

P12~P13

 

今回もアノ「選択」からネタを選びました。
しかも先週に続いて・・・・・もっとスカッとす
る話題を提供しろよ。と自分に突っ込んでるので
すが (💦)

まぁ、確かに・・・・が、成り行きです。
このままいきます (苦笑)


米国政治の高齢化が著しい。
 史上最高齢のジョー・バイデン大統領は、今年
11月に80歳になる。82歳のナンシー・ペロシ下院
議長、80歳のミッチ・マコネル共和党上院院内総
務とともに、米政治の最重要人物がそろって80代
になる。

仮に次の大統領選で、共和党候補がドナルド・
トランプ前大統領になれば、78歳で再挑戦だ。
次の大統領が「バイデン対トランプ」の再戦とな
れば、もちろん米国史上最高齢対決である。

バイデン大統領は7月下旬、新型コロナウイル
ス感染が確認された。記録破りで働き続ける政治
家たちに「さすがにもう辞めてはどうか?」との
声が増えている。
 高級誌「アトランティック」のベテラン政治記
者、マーク・リーボビッチ氏が今年6月、「バイ
デンが再出馬すべきでない理由」をズバリ指摘し
た。仮に2期連続して務め上げれば、退任時に86
歳になっているからだ。
 「彼はもう年をとり過ぎた」と同氏は指摘し、
良い後継者が選ばれるためにも、早めに不出馬を
決断するよう求めた。
 同時期に「ニューヨーク・タイムズ」紙も、
「50人の民主党議員、高官に聞いた声」として、
「バイデン大統領の高齢が重大懸念になってる」
と伝えた。

● 世界一カネがかかる選挙が理由

こうした記事の背景には、バイデン氏の支持率
が各種世論調査で36%前後にまで落ち、不支持
(56%前後)と20ポイントもの開きが出ていると
いう厳然たる事実がある。早めに後継選びへの道
をつけるべき、というのが今の民主党政治家たち
の本音である。

だが、国際的に見ても、米国の政治家たちの高
齢化ぶりは突出している。一昨年の大統領選挙で
は、当時74歳のトランプ氏と77歳のバイデン氏は
、「あんたは認知テストを受けるべきだ」「いや
、あんたの方が耄碌している」とやりあった。与
野党のリーダーが認知テストを巡ってやりあうの
は、主要先進国では米国だけだ。

高齢化は大統領や議会幹部ばかりではない。一
昨年に改選された米議会では、下院議員の平均
年齢が59歳、上院議員は64歳だった。どちらも年
々高くなる傾向にあり、20年前と比べると、それ
ぞれ4歳ほど上がった。

日本の政治は長らく「長老支配」と呼ばれてき
たが、昨年10月の総選挙で当選した衆議院議員は
55.5歳が平均で、米国の上下両院どちらの平均年
齢よりも若い。
 また、社会全体の中央年齢との比較で見ると、
日本は46歳で、衆議院議員の平均年齢との差は
10歳弱だ。これに対し、米国は37歳で、下院議員
平均とは22歳、上院議員平均とは27歳も違う。
 連邦議会議員と一般社会のジェネレーション・
ギャップがどんどん拡大している。

米国の政治家が高齢化する理由はカネである。
 世界一カネがかかる選挙を勝つには、莫大な選
挙資金が必要だ。
 一昨年の上院選で見た場合、再選に臨んだ現職
は平均で1320万ドル(約18億円)の選挙資金を集
めた。下院はそれよりずっと少ないが、それでも
再選を目指した議員は平均で170万ドル
(約2億4千万円)を集めた。
 
 在ワシントン米紙記者は、「選挙資金は投資だ
から、講演者や企業は、勝てる候補に献金する。
こうなると断然、現職が有利だ。当然見返りを
期待するから、政治力がある議員に出資する。
ベテラン議員が勝ち続けるのも、資金とスタッフ
人脈をふんだんに持っているからだ」と言う。

上院最高齢のダイアン・ファインスタイン議員
(民主)は6月に89歳になった。チャック・グラ
スリー議員(共和)も9月に89歳になる。同議員は
11月に再選を控える。世論調査では対立候補を目
下、8ポイントほどリードしている。

前出米紙記者は、「ファインスタイン議員は、健
忘症がひどいとされている。インタビューでは、
何を話しているのか見当がつかないことがある」
と言う。若い世代とは当然、大きなギャップがあ
るが、気にする様子はない。

● 居座るベビーブーム世代

カネとともにもう一つ、高齢化を読み解くカギ
は、ベビー・ブーム世代(ブーマーズ)である。
第二次世界大戦終結で、米国に戻った帰還兵たち
が結婚し、空前の出産ブームが起きた。1946~64
年生まれで、現在は50代後半から70代半ばの人た
ちだ。

米国の政治家で言うと、ビル・クリントン、
ジョージ・ブッシュ(子)、トランプの三大統領
がどんぴしゃり。それぞれ46年の6月~8月の間に
生まれた。競争心が高く、楽観的で貪欲といった
メンタリティが特徴とされる。バラク・オバマ
元大統領も61年生まれのブーマーだ。この世代が
米国政治にどんと居座り若い世代の参入を難しく
している。

バイデン大統領(42年生まれ)は少し上だが、
同じ時代に青春を送った。選挙前のイベントで
若い母親から「子育てのコツ」を聞かれた際、
「一緒にラジオを聞きなさい。夜はレコード・
プレイヤーをかけて、対話するのです」と答
えた。それ以上の質問は出なかった。

(後略)


当時74歳のトランプ氏と77歳のバイデン氏は
、「あんたは認知テストを受けるべきだ」「いや
、あんたの方が耄碌している」とやりあった

上院最高齢のダイアン・ファインスタイン議員
(民主)は6月に89歳になった。チャック・グラ
スリー議員(共和)も9月に89歳になる。


(私見)
定年退職後に起業し、
「超零細企業の一人オーナー」を「楽しんでる」
ワタクシメです。
 20台前後から90過ぎの方まで、あらゆる世代の
方々とお付き合いするというか、「学ぶ」のも
楽しいものです。

特に80代、90過ぎても活躍されている方々
をみると、101歳ピンピンコロリを宣言している
68歳のワタクシメ(8掛けで54歳・・・アツカマシイ)
は、とにかくまだまだ元気に頑張れるのだと励み
になります。

が・・・・・・しかし・・・・・・・


バラク・オバマ元大統領も61年生まれのブーマー
だ。この世代が米国政治にどんと居座り若い世代
の参入を難しくしている。


政治の世界に限らず、あらゆる組織で、古い
世代が上にドンと居座って、その下の若い世代の
成長を妨げていたのでは、これはどう考えても
NGです。

よく、アメリカの衰退論を聞かされるのですが
果たして経済的にもそうなるのでしょうか。
 政治と経済はちょっと違うのではないかと私は
思うのですが・・・・・・

政治的に国力が低下しても、米国企業の国際的
な活動まで衰退していくことはないのではないか

同時に、軍事力までも衰退していくことはない
のではないか。

よくわかりませんが、いずれにせよ、政治の世
界で高齢者が活躍することが悪いとは私は思いま
せん。
 しかし、高齢者ばかりが主流になって、若い世
代の成長を妨げていたら、これはもう明らかに、
「老害」でしかないでしょう。

日本はメディアの好き勝手な報道で国民があら
ぬ方向に洗脳されつつあるのではないかと、エラ
ソ~~に不安を感じているワタクシメです。
それでいて、案外、日本は強かに堅実に国力を
維持・発展していける国なのかもしれない、と、
密かに感じ、期待しているこの頃でもあります。

過去にも記載させていただいたことですが、
長谷川慶太朗は、「国力とは政治力、経済力、
軍事力」と論じておられました。

◎◎さんは、高齢化が進む米国政治では
国力そのものも衰退していくしかないと思われる
でしょうか?

ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

◎◎さんの幸運な日々を祈念します。

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