◎◎さん(^^♪
こんにちは。
SILアカデミー 1on1 オンライン顧問
ジョガーFの福島清隆です。【専門は物流です】
本日のテーマは「1日1話 20230329」です。
1日1話
読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書
藤尾秀昭 監 致知出版社
\2350 +税
日本人の心を熱く燃やす第二弾
本書は私の一番のお気に入りと言っていい程の書
籍です。令和4年3月25日が第一冊発行ですので、
早や1年前には出版されたものです。
本年1月1日から、本書を日付通りに「1日1話」拝
読するようにしています。
アモリ通信では約10回に1回、「1日1話」を取り
上げるようにしています。
毎回、2,3話をほぼ完全転載していますが、今回
は、6人の人物の話の最後の部分を転載してみよ
うと思います。
1月7日 柳井正 ファーストリテイリング社長
1月8日 森進一 歌手
1月20日 大橋秀行 大橋ボクシングジム会長
1月21日 谷井昭雄 パナソニック特別顧問
1月22日 平尾誠二 神戸製鋼ラグビー部
1月24日 永守重信 日本電産会長
1月7日 柳井正 ファーストリテイリング社長
〇 独立自尊の商売人になれ
(前略)
うちの社員には、「独立自尊の商売人になれ
」と言ってるんです。自分を尊敬しようと思った
ら、自分で自分をコントロールできるようでない
と自分を尊敬できません。僕は日本を駄目にした
元凶は、やはりサラリーマン社会じゃないかと思
うんです。それも大会社の安定サラリーマン。い
まこそ昔の自営業者の精神に戻るべきです。松下
幸之助さんも言ってるでしょう。社員稼業をする
ように、と。
1月8日 森進一 歌手
〇 「おふくろさん」の教え
(前略)
もっともっと親孝行したいと思っていた矢先に
母を失った衝撃は、私にとって例えようもなく大
きなものでした。悲しさ、悔しさ、無念さが入り
まじり、無気力な日々が続きました。けれど私に
は妹と弟がいました。妹には幸せな結婚をさせて
、弟は医者にする。それが母の望みでした。弟は
病身の母を見ながら育ち、「人さまのお役に立つ
人になるんだよ」と口癖のように言っていた母の
言葉を聞き、医者を志望するようになったのです
ここで私がだめになってしまうわけにはいかな
い。妹と弟の存在がようやく私を支えてくれたの
でした。
1月20日 大橋秀行 大橋ボクシングジム会長
。
〇 ここ一番で負ける理由
(前略)
プロでの通算成績は24戦して、19勝5敗です。
ただ、若い頃は「ここぞ」という時に限ってなぜ
か負けてしまうことが多かったんです。高校2年
でインターハイで優勝したのに3年生の時は連覇
できなかったし、大学の時もオリンピック最終選
考会でいつも勝っている相手に負けて出場できな
かった。プロになっても、いきなり連勝して
「150年に一人の天才」とか持ち上げながらも、
大事な試合では負けてしまうんです。
それで、「なぜだ、なぜだ」と冷静に自己分析
してみたら、負ける前はいつも監督とかジムの会
長に対して不満を持っていたんです。
勝ち続けてくるとどうしてもうぬぼれが出てき
て、自分の力で強くなったと勘違いしてしまうん
ですね。だから、「なんだよ、アイツ」とか「教
え方が悪いんだよ」と周囲に不平不満が出てきた
ところで負けていることに気づいたんです。負け
るのは周囲が悪いんじゃなくて自分が悪いんだと
考えを改め、周りに対して感謝をもって接すると
、やっぱり自分が変わっていきました。
1月21日 谷井昭雄 パナソニック特別顧問
〇 君、製品を抱いて寝たことあるか?
(前略)
それからもう一つ、
「君、製品を抱いて寝たことあるか?」
と、あまりに突拍子もない問い掛けなので答え
に窮していると、
「君な、製品を抱いて寝たらな、製品がもの言
うてくれるんや」
(中略)
それで49年頃、幸之助相談役に呼ばれました。
「君、どうかね」と。もちろん創業者はすでに
事情はご存知なわけですけれどもね。私は、一
所懸命頑張っておりますが、残念ながら赤字で
苦労しておりますと申し上げましたら、
「君、赤字というのはな、人間の体で言うたら
血を流してるんや」
と。そして
「血、流れっぱなしやったら君、どうなると思
う?」
と聞かれるんです。どう答えたものか分から
ないままに、
「死んでしまいます」
と答えると「そやろ」と。
「血が止まらんかったら死んでしまうやろ。そ
したら血を止めないかんな」
と、それだけなんです。私はまだ役員でも何
でもなかったから非常に優しい言い方をされた
。優しい言い方だったけれども、言葉は厳しか
ったからこたえましたね。
1月22日 平尾誠二 神戸製鋼ラグビー部
ゼネラルマネージャー
〇人間の力は。出し切らないと増えない
(前略)
山口先生の指導は厳しかったですね。そんな中
で印象に残っているのは、よく人間の力の話をし
てくださっていたことです。非常にいい話で、い
までも僕は大切にしているんです。
僕らが3年の頃にはすごく強いチームになって
いて、どことやっても勝っていました。前半で点
差が4,50点開いたりするので、つい手を抜いた
り、気を抜いたりするんですが、それでも余裕で
勝ってしまう。すると先生は、ハーフタイムの時
にえらい怒るわけですよ。「なめてんのか!」と
。そしてこんな話をよくされたんです。
人間の力は、全部出しきらないと増えない。だ
から、余すことなく使わなければいけないのだと
いま十ある力を全部出しきったら、十.〇〇一ぐ
らいになる。次の試合でその十.〇〇一を全部出
したら十.〇〇二というふうに力が増えていく。
出し切らずに溜めたら逆に減ってしまうんだと。
そして最後の締めくくりに、「それがお金と
違うところだ」と。
1月24日 永守重信 日本電産会長
〇 会社がおかしくなる六つの要因
(前略)
やっぱり考え方が一致していないと今後のグロ
ーバルな戦いは勝てません。ただ頭がいいとか、
経験が豊富だとかいうだけではダメで、本当に
その会社が好きだという人が集まってこないとし
らけてしまいますね。
だから私は採用担当者に言うのです。最近は一
流大学からどんどん入社してくるようになったけ
れども気をつけろよと。一番大事なのは、日本電
産という会社が好きだという人間、よく働くこの
会社でも自分も一緒に頑張りたいという人間が集
まってくることだと。一所懸命働くところから始
まった会社なのに、ただ有名で給料も高いから入
りたいとか、役員として入ってきて威張り散らす
ような気持ちでやられると、会社なんてあっとい
う間に沈んでいくのですね。
だいたい会社がおかしくなる要因を六つ挙げよ
と言われたら、一番はマンネリでしょう。それか
ら油断、そして驕り。人間はすぐこういう躓きを
するのですが、この段階はまだ元に戻せるのです
。その次が妥協。震災がきたのだからしょうがな
い、円高だからしょうがないと妥協する。これは
もうさらに落ち込みますね。次は怠慢です。頑張
っても怠けても給料は一緒じゃないかとかね。そ
して最後は諦めです。そんなこと言ったってでき
ません、という考えがはびこってきた時は末期症
状ですね。最初の三つはそんな大敵ではないけれ
ども、後の三つに陥ったらもう取り返しがつきま
せん。
いつもは2,3名の方の全文(一部略)を記載し
ていましたが、今回は6名の方の記載の一部にし
てみました。
できるだけ多くの方の「心に響く」内容をご紹
介しようとしたら、今回のスタイルの方がいいか
なとやってみて、自己満足?してます (笑)
・独立自尊の商売人になれ
・妹と弟の存在がようやく私を支えてくれた
・周りに対して感謝をもって接すると、やっぱり
自分が変わっていきました。
・血が止まらんかったら死んでしまうやろ。そし
たら血を止めないかんな
・出し切らずに溜めたら逆に減ってしまう。
それがお金と違うところだ。
・マンネリ、油断、驕り、妥協、怠慢、諦め。
後の三つに陥ったらもう取り返しがつきません
◎◎さんは、今回の6名の方の中から
一番「心が熱くなる」方を選ぶとしたらどなたで
しょうか。
ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
◎◎さんの幸運な日々を祈念します。