◎◎さん(^^♪
こんにちは。
SILアカデミー 1on1 オンライン顧問
ジョガーFの福島清隆です。【専門は物流です】
本日のテーマは「孫子の兵法:夷陵の戦い」です。
面白いほどよくわかる 孫子の兵法 日本文芸社
43の名言から学ぶ勝利への戦略
元防衛大学教授 杉之尾宜生(よしお) 監修
全面衝突だけが戦い方ではない P140~P143
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◎ 全面衝突だけが戦い方ではない
敵の士気を見極める能力も重要なリーダーの
資質
(前略)
〇 呉の司令官、陸遜
敵の気力の鎮まるまでは、敵の攻撃に耐える。
つまり、防御重視の考え方とも言えそうな考え方
だが、この概念に沿って戦いを進めて大勝を飾っ
た武将が、中国三国志時代に存在する。それが
3世紀に活躍した呉(ご)の武将、陸遜であり
彼の名を後世に知らしめた戦いが、222年、蜀の
劉備との間で広げられた夷陵(いりょう)の戦い
である。
戦いのきっかけは、呉の孫権が劉備の義弟で
ある関羽を討ち取ったことにある。仇を討つこと
を誓った蜀の劉備は、4万の兵を動員して呉を目
指して進軍した。関羽は多くの兵士たちから慕わ
れていたこともあり、蜀軍の士気は高かった。
(中略)
〇 夷陵の戦い
蜀軍に夷陵の地を突破されてしまうと、一気に
呉の都である荊州まで迫られてしまう。いきり立
った呉軍の諸将たちは、陣を出て全軍で蜀軍の先
鋒を叩く作戦を主張した。
しかし、陸遜ははやる諸将たちを抑えた。理由
の一つは、勢いに乗る蜀軍と相対するのは時期
尚早だと考えたため。もう一つは、蜀軍の罠を見
抜いたからだ。劉備は正面を衝くかのように兵を
布陣させておきながら、じつは側面から攻撃し、
呉軍を一網打尽にしようと企んでいたのである。
陸遜の慎重な対応によって、呉は壊滅的な
状態に陥ることを免れた。緒戦を慎重に見極
めただけでなく、その後、陸遜は蜀軍を発見する
と、後退を命じ続けた。そのため、呉の軍は500
里も前線から後退することになってしまったので
ある。
陸遜は指揮官として勇気に欠けるのではない
か、そんな声が呉の諸将たちの間からあがった。
だが、陸遜は動じなかった。後退する理由を
明確に説明し、諸将たちに理解を求めていった
のである。一つには蜀軍に勢いがあること、しか
も天然の要害を利用して布陣しているため、自
軍は思うように攻め入ることが難しいこと、また
、たとえ勝利しても、自軍の甚大な被害は免れら
れず、仮に攻撃が失敗したら、取り返しのつかな
い事態に陥ってしまうと状況を分析した
そのうえで、自軍の士気を緩めることなく、
情勢の変化を待つことが最善の策だと伝えた
のだ。
そして、蜀軍は山伝いに進撃しているため、
やがて疲労が募り、気力も萎えてくる。じっくり
腰を据えていれば、勝機を見出すことができる
と予測したのだった。
〇 劣勢を覆すための守勢
陸遜の読みは的中する。戦いが始まって
半年を過ぎるころ、蜀軍に疲労の色が見え始めた
勝機が訪れたと判断した陸遜は、反撃を開始
する。まず、軍の一部に蜀軍を切り込ませた。
これは失敗に終わったが、この失敗も計算づくの
ものだった。敵の油断を誘うための作戦だったの
である。
突撃を防いだことで油断した劉備の陣営に、
陸遜は夜に乗じて火攻めを敢行。そのうえで、
全軍に総攻撃を命ずる。敵の士気が衰え、気力が
萎えた瞬間を見極めた陸遜の作戦は、呉の圧倒的
な勝利に終わるのである。
現代でも、情況が不利なときには、局面を打開
しようと、思い切った捨て身の作戦を敢行しよう
としがちである。しかし、「孫子の兵法」はそれ
を否定する。
味方が劣勢なときは守りを固めて敵の気が萎え
る瞬間をじっと待ち、反撃ののろしを上げるとき
を待つ作戦のほうが、被害が少なく形勢逆転を成
し遂げる近道となる。陸遜の戦いぶりは、現代の
さまざまな局面でも応用できる戦いだといえる。
三国志に詳しい方なら、「夷陵の戦い」もよく
知っておられるとは思いますが、大多数の方は
余り知らないのではないでしょうか。
『味方が劣勢なときは守りを固めて敵の気が萎え
る瞬間をじっと待ち、反撃ののろしを上げるとき
を待つ作戦のほうが、被害が少なく形勢逆転を
成し遂げる近道となる。陸遜の戦いぶりは、
現代のさまざまな局面でも応用できる戦いだとい
える。』
(私見)
孫子の兵法については、日本の自衛隊も学んで
いるとか?。自衛隊のみならず。米軍も。
まして、中国人民解放軍も然りでは???
どこがどの程度まで云々は全く知りませんが、
2500年以上前の文献が今でも十分に役に立つ
という事例の一つになると思います。
もちろん、「戦争での戦略・戦術」のみならず
「企業経営」に応用できることも間違いありませ
ん。
それにしても、いつものイワンでもいい、
ボヤキ💦
『勝機が訪れたと判断した陸遜は、反撃を開始
する。まず、軍の一部に蜀軍を切り込ませた。
これは失敗に終わったが、この失敗も計算づくの
ものだった。敵の油断を誘うための作戦だったの
である。』
「失敗も計算づく」
その作戦の為に命を落としてる兵がいる訳で、
末端の兵は堪らんなぁ~。生き延びるのは大変
だよ。ある意味、特攻隊も然りか?。
日本の戦国時代の「戦」でもこういう事例は
ヤマほどあります。
現代の経営戦争で、「末端の社員を犠牲にして、
競争に勝つ」なコトがあるのでしょうか。
某ナンジャラ企業は行政処分を受けて潰れそう
だもんなぁ~、~・・・そんな企業が現実に今
でも存在することだし・・・・・
(おいおい、ソレとコレは別だろ・・確かに💦)
ついつい、ツマランコトを言ってしまう
青年キヨタカ君でした’💦💦💦
◎◎さんは、三国志の「夷陵の戦い」
をご存知だったでしょうか。
現代の経営にも十分、応用できると思われる
でしょうか。
ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
◎◎さんの幸運な日々を祈念します。