福島清隆 さん
こんにちは。
キャッシュフローコーチ &
リスクマネージャーの福島清隆です。
本日のテーマは「洞察力 宮本慎也 」です。
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洞察力 宮本慎也
弱者が強者に勝つ70の極意
元東京ヤクルトスワローズ、アテネ五輪・
北京五輪野球日本代表キャプテン
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実績を残した経営者・スポーツの指導者について
纏めるのが好きな私です。
今回は「宮本慎也」氏の著書を紹介します。
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宮本慎也
1970年、大阪生まれ。PL学園高校、同支社大
学、プリンスホテルを経て95年にヤクルトスワロ
ーズ入団。
2004年アテネ五輪、08年北京五輪の2度の五
輪で野球日本代表のキャプテン、プロ野球選手会会
長を務める。
WBC優勝チームのメンバー。2012年2000
本安打と400犠打を達成(通算2133安打と4
08犠打)。
ゴールデングラブ賞10回受賞の守備の達人でもあ
る。
13年に引退後はNHKの開設者。日刊スポーツ野球
評論家、少年野球大会主催、雑誌連載、講演会活動
など多方面で活躍。
著書に「歩」、「意識力」、「師弟」(野村克也氏
と共著)
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いつかこの人がどこかのチームの監督になって、華
やかな実績を築き上げていくのではないか。
人気商売のプロ野球では、経営陣が地味な宮本氏を
登用することはないのか。
それは置いといて、彼が説く「70の極意」の中の
ほんの一部をサマリーします。
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脇役だった私が
長く現役を続けられたのは、
相手を知り、
自分を知ることに徹したからである。
少しでも情報を得ようと、
洞察することに努めてきたからとも言える。
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洞察 4 古田敦也さんの思考回路
勝負を懸けて選択したのなら、
たとえ失敗をしても仕方がない。
セオリー通りにプレーすることが、
常に正解とは限らない。
洞察 6 勝負強さの原点とは
どんな打者でも7割は失敗する
だが、失敗を恐れて振ったバットが、
好結果をもたらすことはあり得ない。
洞察 7 「オフは仕事を忘れろ」のウソ
他の人が休んでいる間にどれだけ準備をできるかが
結果を分けることがあるのは、一般社会でも同じだ
ろう。
周囲に負けないほどの労力をかけても満足のいく結
果が得られないならば、他の人が仕事を忘れている
時間にも努力して差を埋めようとするはずだ。
努力が報われるとは限らない。
ただ、やらなければ
絶対に良い結果は出ない。
洞察 12 「体験」と「経験」の差が結果を
左右する
シーズン終了後、ヤクルトの選手の多くは「優勝争
いを経験できた」と口にしたが、これには強い違和
感を覚えた。 (2011年のシーズン)
私に言わせれば、2011年は優勝争いを「体験」
しただけである。
「経験」と「体験」は似た言葉ではあるが、大きく
異なる。
成功した時に初めて、あの選択をしたから勝利でき
たと実感をともなって考えられるからだ。
成功体験を経て、個人的な「体験」がチームに還元
できる「経験」へと変わる。
洞察17 時には常識を疑え
基本と呼ばれるものは
少しずつ変わっていく。
かつては常識とされていたことが、
今日では異なることも多い。
かつての常識に縛られてしまっては、
思考が止まってしまう。
洞察25 変化するときは「ゼロ」からの勝負
実績のない人ほど
過去の小さな成功体験から
離れられないように感じる。
「この方法で成果を残してきたから」と
過去の考え方にとらわれ、
変化を恐れてしまうことが多い。
変化すべき潮目だと気付くことができるか。
気付いた時ときに「ゼロベース」で
勝負を懸けるこおTができるか。
それが成長の分かれ道になる。
洞察34 言い訳は進歩の敵
「言い訳」と「反省」は
似ているようでいて、全く違う。
失敗を失敗として認めて初めて、
次に進むことができる。
洞察37 スランプの唯一の克服法
スランプは
選手として上達するときに直面する
壁と言い換えることができる。
上達するためには
壁を避けて通ることはできない。
耐えて、立ち向かうしかない。
気分転換で逃げようとする選手は、
いつかまた同じ壁に出くわすことになる。
洞察39 結果が出ないのは努力不足か
努力と結果は
必ずしも結び付くわけではない。
それは正しい努力をしているのか、
それとも間違った努力を続けているのか、
ということなのである。
洞察49 代打は神様か
「お前はアホか。代打は補欠や。
代打の切り札とか、代打の神様とか、
ええかっこして言われるけど、
そんなもん、真に受けたらあかん。
代打は補欠や。
ほんまに期待されとったら、
監督は4回打席に立たすやろう」
(阪神で「代打の神様」と呼ばれた川藤幸三さんが
くれたアドバイス)
洞察53 それでも目指すべきは「主役」
小学生のように
可能性が広がっているうちは全員が
ホームランバッター、エースといった
「主役」を目指した方がいい。
いつかは、他者と比較する中で
自分は「脇役」に徹しなければならないと
気付くときが来る。
それまでは、
周囲が可能性を限定することはない。
洞察54 日本代表キャプテンの役割
私は、プロ野球のチームにはキャプテン制は必要な
いと考えている。
しかしながら、日本代表という即席のチームにおい
ては、キャプテン制は必要だと思っている。
小久保裕紀前監督が率いた際には数年かけてチーム
を作り上げたため、最後はキャプテンを敷かなかっ
た。
洞察57 チャンスは平等ではない
特定の選手にチャンスを多く与えるからには、周囲
に「あいつなら仕方ない」と思わせる状況を作らな
ければならない。
コーチには周囲を納得させるだけの理由と厳しさが
必要になる。
そのバランスを見誤ると、組織は崩壊してしまうだ
ろう。
勝負の世界である以上、
等しくチャンスを与えることが
目標ではない。
あくまでチームの勝利が目標だからだ。
洞察66 受け売りで始まる技術習得
「申し訳ないが、今は分からない。
いろんな人に話を聞いて勉強してみるから、
少し時間をくれないか」
と素直に認める指導者の方が信頼できる。
(おわりに)
野球は他のスポーツに比べ、弱者が強者に勝つ確率
高い競技と言える。
だからこそ準備を重ね、思考を重ねて、知恵を絞り
出そうとする。
やり方次第では、弱者が強者を倒すことができる。
一般社会の方々がプロ野球に自分の人生を重ねるこ
とができるのも、そうした物語に惹かれるからだろ
う。
時代の変化を受け入れなければならないことは理解
しているつもりだが、「プロ野球らしさ」の魅力
を伝えていくことも野球への恩返しだと思っている
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1970年生まれの宮本慎也氏。 今年で48歳と
いうことになる。 正に働き盛りの年齢だ。
彼にはどこかのチームから「監督」の要請はこない
のだろうか?
ヤクルト一筋だったから他球団は声をかけにくいな
どということはあるまい。
人気商売のプロ野球では、もっと華やかな人物がい
いのだろうか。否、現状でもそうでない人が監督を
務めている事例はある。
彼は指導者向きであっても、海千山千の監督向きで
はないのだろうか? そんあことはあるまい。
などと、素朴な疑問が脳裏を駆け巡ってしまいまし
た。
今年はナシでも、来シーズン以降、どこかのチーム
で「宮本監督」の誕生を、そして彼の采配、彼によ
ってチームがどのように変貌していくか、見てみた
い。
そんな気になりました。
福島さんは「宮本慎也」氏をご存じでしたで
しょうか。
彼は監督としても向いてると思われるでしょうか。
ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
福島さんの幸運な日々を祈念します。
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