【アモリ通信１６４：オーソモレキュラー】　　20180614

 

福島清隆　さん

こんにちは。

キャッシュフローコーチ　＆
　　　リスクマネージャーの福島清隆です。

本日のテーマは「 オーソモレキュラー 」です。

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　最強の栄養療法

「オーソモレキュラー」入門　　溝口 徹

　がん、うつ、アレルギー、発達障害、不妊、

　慢性疲労・・・etc

  すべての不調を根本から改善する

　”食事と栄養素の力”とは

　　　光文社新書　　900円＋税

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今回は「健康路線」です(^^♪

とはいうものの、かなり背伸びをしてしまったとい
うか、私のメルマガのテーマにするには明らかに
無謀な取り組みです (汗）

まぁ～、そうはいえ、いつものように乗った船なの
でこのまま何とか船出といきます。

 

過日、ある会合の懇親会で講師を務めたドクターと
話をする機会がありました。

個人的に抱えるある話題で、「安易に検査なんかし
ていたら、かえって身体によくない・・・」
みたいな発言をしたら、そのドクターが、突然、
カバンから本書を取り出して私にくださいました。

これは必ず読まねば・・・・・ということでしっか
り読みましたが、医学書とまではいかないにしても
私にはちょっと難しい。

専門的な部分はパスです。

で、要するに、主たるポイントや事例の紹介位にし
ておきます。

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オーソモレキュラーとは、分子整合栄養医学とも
訳される栄養療法である。

ビタミンやミネラルなどの栄養素を正しく取り入れ
ることで、病気の予防や治療を行うもので、欧米を
中心に発展してきた。

「現代医療における栄養の視点の欠落」を問題視す
るオーソモレキュラーでは、体内の栄養バランスの
乱れが多くの病気（がんや精神科疾患も含む）や不
調の原因であると考え、個々人の検査データをもと
に、薬やホルモンの補充ではなく、栄養となる物質
の材料をサプリメントで補充することを提案してい
る。

・溝口徹氏はオーソモレキュラーにおける日本での
　第一人者

第１章　　オーソモレキュラーとは何か？
第２章　　オーソモレキュラーの考え方

・オーソモレキュラーとは「身体の中の分子（栄養
　素）の濃度を最適な状態に保つことで、身体の機
　能を向上させ、病態の改善をする治療法」のこと

　患者さんの状態に応じて、生化学や生理学、分子
　栄養学の膨大な知見や研究成果に裏打ちされた治
　療を行う。

・たとえば、あるホルモンが不足しているとすれば
　それを外から補うのではなく、そのホルモンを自
　分で作ることができるようにするための材料（栄
　養素）を適切に補充する、という考え方。

・サプリメントの質
　　選択したサプメントの質が低く、十分な効果が
　　得られないことがある。

　　日本国内のあるメーカーが医師などの専門家を
　　招待した豪華な講演会での発言

　　「これからは医療用として先生方の使用に耐え
　　　得る効果の確かなサプリメントをラインナッ
　　　プします！」

　　（著者が感じたこと）
　　「それではいままでのサプリは、いったいなん
　　　だったのだろう・・」と素朴な疑問を感じた　

・オーソモレキュラーの考え方を表す言葉

　　「You  are  what  you  eat.」

　　「あなたは、あなたが食べてきた食べ物そのも
　　　のである」

　　「あなたの健康は食べ物次第である」

・オーソモレキュラーの根本にある考え方

　　「約３ｋｇの体重でこの世に生を受け、その後
　　　自分が食べてきたものによって、今の自分が
　　　作られている。

　　　同時に、未来の自分は食べ物（栄養）で変え
　　　ることができる」

◎　自分の意志で自分を変えたＹくん（１０歳）

　小学校２年生の後半から友達とトラブルが発生
　小学校３年生の夏休み以降は学校に行けなくなる
　成績も下がり「僕はダメなんだ・・」
　「どうせ何をやっても無理だ・・・」
　「自分なんか死んでしまいたい・・・」

　スクールカウンセラーからADHDを疑い小児精神科
　の受診を勧められたが、投薬治療に抵抗を感じる
　ご両親は、オーソモレキュラー療法を知り、私の
　クリニックにＹくんを連れてきた。

　コレストロール値が低く脳のトラブルが起こりや
　すい状態である。

　鉄の不足がとても重要で、疲れやすかったり、爪
　がもろくなっていることの原因である。

　ビタミンＢ群が不足しているため、音や光に敏感
　になり、眠りも不安定になること。

　（中略・・・）糖質を搾取すると、その後反動で
　血糖値が下がり、その時間にイライラしやすくな
　り喧嘩になってしまう可能性がある。

　上記を指摘した後

　小麦と乳製品を除去するＧＦＣＦ食事療法と、赤
　身のお肉や新鮮な青身魚が良い食べ物であること
　など指導した。

　サプリメントはビタミンＢ群、ナイアシン、ヘム
　鉄、特殊なDHAなどを摂取してもらった。

　３カ月後

　お母さんの第一声は

　「Ｙが『学校に行く』って言い出して、行き始め
　　ました！」

　最近は一人で登校しているそうです。

　その後、お母さんが「どうして学校に行くことに
　したの？」　と聞くと

　「大人になったら会社で働きたいから」
　「将来、人の役に立ちたい」

　お母さんは驚くと共に涙があふれたそうです。

・オーソモレキュラーは、もともと精神医学の分野
　から始まった。

　オーソモレキュラーに取り組んでもらうと、身
　体が元気になるだけではなく、考え方が良いほ
　うへ変化することを経験します。

　３ヶ月前のＹくんは、食べ物を選択し、サプリ
　メントを併用することで、未来の自分を変えた
　ことが明確です。

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　　　　　　（目次のみ）　

第３章　　オソモレキュラーの実際　

症例１　Ｓさん/３９歳・女性：うつ、不安障害

症例２　Ｋくん/６歳・男児：広汎性発達障害

症例３　Ｃさん/４１歳・男性：慢性疲労、不眠

症例４　Ｅさん/４２歳・女性：重度アトピー性
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 皮膚炎

症例５　溝口徹/５３歳・男性：
　　　　アトピー性皮膚炎、花粉症、肥満

第４章　オーソモレキュラーにおける食事
　　　　（１）カロリーの重要性
　　　　（２）タンパク質について
　　　　（３）オーソフードバランスにおける
　　　　　　　糖質の考え方

　＊オーソフードバランスとは、「ある人の、
　　その時点での「最適な食事」のこと。

　　　　（４）オーソフードバランスにおける
　　　　　　　糖質の考え方
　　　　（５）オーソフードバランスのまとめ

第５章　積極的な栄養素の補給のためにーーー
　　　　　　　サプリメント

第６章　オーソモレキュラーにおける検査

第７章　オーソモレキュラーの可能性
　　　　　不妊症、抗加齢医学、がんへの応用　　

◎　オーソモレキュラー療法を行っている
　　医療機関のリスト
　　（オーソモレキュラー.JPのホームページ
　　 https://1lejend.com/c/YqcO/DJ1Y/5ExdK/でも紹介

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前立腺癌発見のためのPSA血液検査を定期的に
実施している私は、担当ドクターに精密検査は
しないと宣言し、彼もそれを認めています。

「オヤジが９５。オフクロが９４まで生きた。
　普通にいけば私は９０を超す。実際１０１歳
　まで生きようと思ってる。

　数値は前立腺肥大が原因で高いのであって、
　仮に極小の癌があっても、今はまだ私の免疫
　力の方が強いと思う。

　いつか癌になるかもしれないだろうけど、
　それはせいぜい８０歳後半ですよ・・・」

こういう爺さんはヤヤコシイ　　（苦笑）

私自身がこういう考え方なので、お尻に針を刺す
ような原始的な検査は担当ドクターも積極的には
勧めていません。

福島さんがその気にならないのに今の数値で無理
に検査することはありません・・・とのこと。
（普通なら結構高い数字で上下してるのですが）

また、この著書を私に勧めたドクターも
「身体を変にいじくったら、かえってよくない
　のでは・・・素人考えですけど」

と言った時、「癌を怒らすかもしれない」
と言ってすぐにこの本を私にくださいました。

世の中にはイロイロあります。
専門家もイロイロです。

素直が一番とかいうけれども、特に
　　　　「対お医者様」
の場合は、まさにケースバイケースでしょう。

私の友人のＫ氏は身体があまり丈夫でないので
すが、「医者と仲良くするもんじゃないよ」と
いうのが口癖のようです。

　　（お医者様、ゴメンナサイ・・・）

実際、本書の中でも、医者から頼まれるように
して手術をし、結局逝ってしまった事例の紹介
があり、溝口氏はそういう現実が残念でならな
いようです。

「人生は出会いで変わる」

この言葉も数ある原理原則の中のひとつではな
いでしょうか。

それは「人」に限らず「書物」でもあり何某か
の趣味でもあり。

「オーソモレキュラー」という言葉と大筋の考
え方を知っただけですが、この言葉を決して忘
れることがないように、常に手帳に記載し、毎
年更新しようと思っています。

 

福島さんは「オーソモレキュラー」とい
う言葉をご存じだったでしょうか。

人間の体は「食べ物」を通して作られ、そして
サプリメントも含めて、本人の体に合った栄養素
を適切に補給していくことが大切であるという考
え方をどう思われますか。

 

ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

福島さんの幸運な日々を祈念します。

 

 

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ＳＩＬマネジメントサポート　代表  福島清隆
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