◎◎さん(^^♪
こんにちは。
SILアカデミー 1on1 オンライン顧問 福島塾
塾長の福島清隆です。 【専門は物流です】
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本日のテーマは「無子化社会」です。
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特集:無子化社会
「恋愛停止国家」の未来
日経ビジネス 2021.05.24 No.2092
P24~~~P41
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なんともせつないタイトルですが、成り行きです。
今回はこれでいきます。
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PART1 出産数減少どころじゃない
コロナ禍、もう一つの災厄
「恋愛」が止まっている
PART2 2021年ベビーショック到来
日本の少子化、
「18年早送り」の戦慄
PART3 都会も田舎も関係なし
「無子化エリア」
4つの出現条件
PART4 日本人と日本企業が生きる道
「国際化」「機械化」そして「孤立化」
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PART4 日本人と日本企業が生きる道
「国際化」「機械化」そして「孤立化」
1.日本社会の生きる道 国際化
・4月下旬の平日、小田急電鉄江ノ島線の高座渋谷
駅から歩いて15分ほどの距離にある「いちょう団
地」。交差点でこんなやりとりをする。
「横断中」と書かれた旗を持った高齢者と、元気
に下校する小学生たちの姿があった。
一見何の変哲もない光景だが、高齢者は日本人
で、小学生の一定数は明らかに海外にルーツを持
つ子供たちだ。路上脇に置かれた「バイク進入禁
止」の看板は日本語だけでなく英語や中国語、ベ
トナム語、カンボジア語などが併記され、近隣に
はアジア系の飲食店や食料品店が点在する。神奈
川県大和市と横浜市にまたがるこの団地は、全世
帯の約2割が外国系といわれ、国内でもいちはや
く国際化したエリアの一つだ。
・無子化時代になった際におきる可能性が高い社会
変化の一つは、一段の国際化だ。国が今以上に海
外から人を呼び寄せられれば、人口減少による市
場縮小と人手不足を最小限にとどめることも理論
的には可能になる。そうなれば、日本各地でいち
ょう団地のような場所が恐らく増える。その意味
で、この国際化団地は「今から日本社会に起きる
可能性が高い変化」の一つを先取りして体験した
地域とも言える。
・外国系の世帯が多く入居し始めた80年代後半から
90年代にかけては、「日本語が通じずコミュニケ
ーションが取れない」「深夜まで騒いでいる」
「ゴミの分別が守られていない」などといった文
化の違いに起因するトラブルは少なくなかった。
だが住民たちは諦めずに、外国系世帯と日本人
世帯の壁を取り払う活動に取り組んだ。「『外国
人とどうやって仲良く暮らすか』ではなく『同じ
地域に住む者同士、一緒に生活するには何が必要
か』を考えた」こんな思いで94年ごろから団地内
で外国人世帯の生活支援を続けるのは「多文化ま
ちづくり工房」の早川秀樹代表だ。
・90年代からは、多文化共生のシンボルとして「い
ちょう団地祭り」を毎年秋に開催。2020年はコロ
ナ禍で中止となったものの、アジア各国の屋台が
立ち並び、各国の出し物や日本の盆踊りも企画さ
れる国際色豊かなイベントだ。こうした様々な取
り組みの結果、団地は多国籍化が進んでもスラム
化することもなく「様々なルーツの人が共存可能
な空間」となった。近隣トラブルや住民間のあつ
れきがないわけではないが、発生率は一般の住宅
街を大きく上回るものではない。
・むしろいちょう団地には「古き良き日本」を感じ
させる風景が残っている。
公園で遊ぶ子供たちを微笑みながら見つめる大人
たち、泣いてる子供に「どうしたの、学校に連絡
してあげようか?」と声をかける高齢者・・・。
無子化エリアではまず見られない光景だ。外国人
の流入によって「そこが日本でなくなるかどうか
」は、地域住民の国際化への向き合い方次第。
そんな現実が見えてくる。
・近年はいちょう団地から、経済力を付けた外国系
を中心とする子育て世代が他の地域へ転出してい
るが、これはいちょう団地から国際化が広がって
いるとも言える。さらに日本全体で外国人が増え
てくれば、この団地の歴史は「異文化共生先進モ
デル」として注目を集めるかもしれない。
2.日本社会の生きる道 機械化
・20年国勢調査(速報値)で前回調査と比べ過去最
大幅の人口減少率(6.2%)を記録した秋田県。
・実際、JR秋田駅から車で約20分の秋田港エリアに
は、全国区の知名度を誇り、昭和の時代に起源を
持つ「機械化スポット」がある。
・その機械化は約50年前、同港の一角で「佐原商店
」を経営していた佐原孝夫さんが店の横にうどん
・そば自販機とイートスペースを設置した時から
始まる。同店は、船に食料や衣類などを届ける商
売を本業としつつ、様々な自販機を収益源の一つ
としていた。
・冬には寒風が吹き込み、立地するのは人通りの少
ない港の一角。そんな環境にありながら、佐原商
店のうどん販売機とそのイートスペースは、昼夜
を問わず人が集まる。地域住民にとって憩いの場
となっていたからだ。
・その知名度が全国区になったきかっけは、15年に
放映されたNHKの番組「ドキュメント72時間」だ。
番組内では、妻を亡くして以降毎日うどんを
食べにくる高齢男性や、飲み物を持ち込みイート
スペースで交歓する趣味のグループ、夜勤明けに
訪れる代行運転手など様々な人が登場。ある女性
は、地元の人にとってそこは「行けばみんなに見
つけてもらえる場所」と表現した。
・16年、佐原商店は後継者不足などの理由で閉店し
自販機は秋田港にある「道の駅あきた港ポートタ
ワー・セリオン」に移転した。最初の設置から50
年が経過し、24時間営業でなくなった今でも、多
くの人を呼び寄せ、平時で1日最大100食、土日は
同180食ほど出るという。取材当時居合わせた40
代女性は「道の駅に移転してからも何度も来てい
ます」と笑顔を見せる。
・無子化時代の到来に伴い一段と進む可能性が高い
「機械化」だが”日本最古クラスの無人化店舗”
の事例を見る限り、機会化もまた国際化と同じく
地域社会のつくり方次第では、日本社会に必ずし
も暗い影をもたらすとは限らない、と言えそうだ
3.日本社会の生きる道 孤立化
・長崎県五島列島の新上五島町小串郷。ここに「自
給自足」の生活を送る小野敬さん一家が暮らす。
・新上五島町は、日本を覆い始めた「無子化社会」
の将来の縮図と言っても過言ではない。
・高校卒業後に9割の人は島外に出ていく。25年に
は48.5%、およそ2人に1人が高齢者になってしま
う見込みだ」
・小野さんの自宅は、島の出入り口となる有川湊か
ら北西に6㎞離れた集落にあり、車であれば港か
ら20分強かかる。住宅街や、商店の並ぶ街の中央
からは遠い山間の地。浜辺への道は車1台がやっと
通れるくらいで、民家は数件が点在している程度
だ。小野さんが妻や長男、そして山村留学で受け
入れている児童3人と暮らす場所は、一度は人の
いなくなった廃集落だった。小野さんが現在の土
地に引っ越したのは20年以上前の1999年2月。
小野さん自身はもともと、党内の住民ではない。
大学時代まで横浜市のJR洋光台近くで暮らしてい
た。
(中略)
・その後、長野県内の森林組合に就職が決まりかけ
ていた中で「就職前の最後の旅行として九州へ」
と訪れたのが、当時の上五島町(現・新上五島町
)だった。そこで出会った島民から「製塩業で町
おこしをしないか」と誘われた小野さんは移住を
決意。全財産4万円で島へ渡った。
ただ、一度は人のいなくなった廃集落の環境は
過酷だった。90年前後に無人になってから10年近
くが経過し、雑木も生え始めていたため「開墾」
する必要があった。最初の住まいは築40年ほどの
あばら家。雨漏りはひどく、時にネズミやイタチ
が天井から落ちてきた。
26歳で移住し、少しずつ山間を耕し続けて20年
余り。自給自足は完成しつつある。野菜は自宅前
の畑で季節ごとに旬の作物を栽培、卵は平飼いし
ている鶏16羽から得られる。穀物も麦やコメのた
めの田畑があり、肉は飼育している鶏や地元でと
れるイノシシやシカ肉を知人からもらうこともあ
る。油は近くに群生しているツバキからつくり、
保存食には梅干しもある。みそやしょうゆといっ
た調味料まで自家製だ。学生時代に全国を旅する
中で知り合った100人強を最初の顧客に、今では
年間4.5トンを生産するほどの規模にまで事業を
成長させた。
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無子化時代の到来で起きる可能性が高い「国際化
」「機械化」「孤立化」の3つの変化。それらを
30~~40年先行して体験した地域の実情から見えてく
るのは、「いずれの変化も社会を著しく変容させる
ものではあるが、地域コミュニティーのつくり方や
個人の気概次第で乗り越えられない壁ではない」と
いう事実だ。
ここから導き出せる、無子化社会の到来に際して「
個人がすべきこと」は「新しい環境に適応せよ」と
いうことに尽きる。
一方、「企業がすべきこと」は、国が今後打ち出す
少子化対策の内容やその進展によって、力点を置く
べきポイントが変わってくる。
① 国際化が進んだ場合
多角化や組織再構築以上に企業が注力すべきな
のは、むしろ商品・サービスの国際化とダイバ
ーシティの徹底だ。
② 国際化に失敗した場合
「海外で見本市を開き日本製の良さを知っても
らう」程度では無子化時代には不十分。これま
で輸出材でなかったものを輸出するレベルの対
策が必要になる。
国際化に失敗すれば、人手不足の解消も滞り、
企業は工場から店舗まで徹底した機械化に乗り
出さざるを得ない。その際も、現状進めている
レベルの無人化やセルフ化にとどまらず、小売
業で例えて言えば「レジを無人化するのではな
く、レジそのものをなくす」レベルの取り組み
が恐らく必要だ。
コロナ禍で進む恋愛停止が長期化すれば、無子化時
代に突入し、想定よりずっと早く人口減少社会にな
ることが濃厚な日本。企業は、自らの少子化対策を
抜本的に組み立て直す時期に来ている。
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アモリ通信の熱心な読者から、「福島さんは、人口
とか移民の話題が好きですね」と指摘されました。
なるほど、特に意識していたわけではありませんが
確かにそうかと (笑)
もっというと、私は「空想する」のが好きなので、
かなり先の未来社会をイメージしたくなるのですが
それをやると、話が飛躍し過ぎるのでヤメトキます
(笑×2)
いずれにせよ、「恋愛停止」で(日本の)人口減が
進み「国際化」「機械化」「孤立化」が進展した社
会とはどういったものか、私自身はいまいちイメー
ジを描ききれません。
地球規模では人口は増加している訳で(コロナワク
チンが人間の寿命を縮めるための「陰謀」であるか
どうかは定かでないとして???)今回では論じら
れていないAIやネットの進化による社会の変動も加
味すれば、もっと違う世界もあるような気が私はし
ます。もちろん、それもまだ具体的に表現できませ
んが?
◎◎さんは、今回の記事のようにコロナ禍に
よって「恋愛停止」が進み「人口減」が加速され、
「国際化」「機械化」「孤立化」がより推進されて
いくと思われますか。
ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
◎◎さんの幸運な日々を祈念します。
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